東洋のナイアガラ 原尻の滝
東洋のナイアガラと呼ばれる原尻の滝は、幅120、落差20mの迫力満点の滝ですが、長閑な田園地帯の中にあります。田園地帯、岸壁、滝、滝つぼが織り成す、景観と音の美しさは感動的です。
所在地:大分県豊後大野市緒方町大字原尻936-1
落差:20m 滝幅:120m
緒方平野の田園風景が広がる中に突如現れる原尻の滝、吊橋を渡ると、滝の周りを一周することができます。
この日はちょっと水流が少ないのですが、水流が多い時は、100メートル以上の水のカーテンができて、まさに圧巻です。
ボートで滝の近くや滝の裏まで行くことができます。春にはチューリップ祭があり、夏は田園地帯に灯りが灯る小松明火祭があります。
緒方平野の真ん中に突如現れる幅120m、高さ20m。別名東洋のナイアガラとも称される「原尻の滝」。この滝は大野川の支流「緒方川」にかかり、平野に位置するため気軽に立ち寄ることができ、まぢかで滝を見ることが出来ます。
滝を形づくっている岩は実は大きな一枚岩で、9万年前の阿蘇山の大噴火によって起きた火砕流によりもたらされました。火砕流は冷えて固まる際、収縮し多くのヒビを生みました。このヒビは縦方向にのび、柱を並べているように見えることから「柱状節理」と呼ばれ、この滝の大きな特徴です。
また古来より人々の生活と深い関係を持ち、私たちの歴史や文化、産業に大きな影響をあたえてきました。(緒方ふるさと紀行より)
川の中の鳥居
滝の右岸には一宮八幡社と二宮八幡社が設けられ、左岸には三宮八幡社が設けられています。年に一度、三社の祭神が集う「緒方三社川越しまつり」が原尻の滝上の川岸で行われます。御輿が渡る川中には、神の道として鳥居が立てられています。
緒方三社川越しまつりは、緒方三社建立の発願者である豊後武士・緒方三郎惟栄を慰霊するもので、彼が手がけたとされる緒方下井路の取水口にも御輿が入ります。
滝見橋
竣工:1992年3月
橋長:90m 標高:約170m
原尻の滝の目前、緒方川にかかる吊橋です。