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大丸旅館外湯 ラムネ温泉館

ラムネ温泉館は、ラムネのような炭酸泉でバブの12倍、炭酸濃度1200ppmという高濃度の炭酸泉がある、日帰り入浴施設です。露天風呂・内湯・家族湯・飲泉場があります。

ラムネ温泉館1

所在地:大分県竹田市直入町長湯7676-2
営業時間:10:00~22:00
休館日:毎月第1水曜日(1月と5月は第二水曜日に移動)
駐車場:建物に向かって右横隣と道を挟んで斜め向かいにあります。
銅板屋根の天辺に松の木がにょきにょき生えた斬新なデザインの建物です。

ラムネ温泉館2

男女各々露天風呂と内湯があります。家族風呂・飲泉場もあります。
脱衣所:男女別(無料鍵付きロッカー少々と脱衣棚があります)

ラムネ温泉館3 class=

ラムネ温泉館は、場所は以前と同じですが、あまりにも外観が変わったので驚くかもしれません。大きな銅版の屋根に、屋根のてっぺんには松の木がにょきにょきと空に向かっています。外壁は焼杉と漆喰で作られ、赤銅色と焼杉板の黒のコントラストがモダンです。

ラムネ温泉館4

露天風呂には大きなパラソルが2本立ち、その柱には日除けのビニル製の帽子が掛かっていました。露天風呂のそばには蕎麦が植えられていて、壁の下にも龍の髭のようなものが植えられていました。

ラムネ温泉館5

この変わった建物をどこかで何か似たような建物をみたことがあると思ったら、秋野不矩美術館(静岡県天竜市)を設計した、東京大学教授の藤森照信氏の設計でした。なるほど。藤森氏の設計した建築物は屋根に特徴のあるものが多いような気がします。
以前なにかの記事に藤森氏が「家をつくることは快楽である」と書かれていました。このラムネ温泉館をみていると藤森氏のポリシーや心意気のようなものが伝わってきます。なんとも楽しい建物です。ますますラムネ温泉館が好きになりました。

ラムネ温泉館6

待合室、ロビー、美術館、露天風呂、内湯、家族風呂、脱衣所など全てが藤森氏の設計です。ユニークだけど、どこか懐かしいような、なんだかわくわくしてくるような、「なんだろう?」という不思議な気持ちになるような、本当に楽しいデザインになっています。これから月日が経ち、銅が酸化し、赤褐色に変わっていくのをみるのも楽しみです。家族湯の入り口には、猪の鼻の絵や鹿の角、蝶の絵が描かれています。猪鹿蝶です。こんなところにも藤森氏の遊び心が現れています。夕暮れになると湯船の中がライトアップされます。

ラムネ温泉館7

ちなみに藤森氏の設計で有名なものに、タンポポハウス(藤森照信自邸)、神長官守矢史料館(長野県茅野市)、ニラハウス(赤瀬川源平氏邸:第29回日本芸術大賞受賞)、熊本県立農業大学校学生寮(日本建築学会作品賞受賞)、一本松ハウスなどがありますので、ご存知の方やそれらの建築物をみたことがある方も多いと思います。
とにかく、建物も楽しく、泉質は抜群、従業員の方の対応もいい。全国区になった長湯温泉に、素晴らしい象徴的な温泉施設です。

ラムネ温泉館8

待合室には、「もぐっても もぐっても 青いあわ」嵐山頭火と書かれた色紙や、南伸坊さんの絵、季節の花などが飾っています。実は、嵐山頭火とは、嵐山光三郎さんのことです。

ラムネ温泉館9

ラムネ温泉館は、昼と夜では雰囲気が変ります。

ラムネ温泉館10

夜は建物にも露天風呂の浴槽の中にも照明があり、とっても幻想的です。

ラムネ温泉館11

ぬるめの温泉ですが、バブの12倍といわれる炭酸濃度の濃さのお陰でしょうか、じっと浸かっていると体の芯から手足の先までぽかぽかとしてきます。

ラムネ温泉館12

銅葺き屋根のてっぺんには、松の木がにょきにょきと元気に育っています。このユニークで楽しい建物は、東京大学の藤森照信教授の設計です。

ラムネ温泉館13

ラムネ温泉館14

ラムネ温泉館15

中庭には飲泉場もあり、ベンチもありますので温泉あがりに涼むにはもってこいです。

ラムネ温泉館16

ラムネ温泉館17

ラムネ温泉館18

ラムネ温泉館19

ラムネ温泉館21

裏には芹川が流れています。

ラムネ温泉22

ラムネ温泉館23

待合室も様々なものがあり、美術館も併設されていますのでゆっくりと楽しめます。

ラムネ温泉24

ラムネ温泉館25

夜になると灯りがともり、幻想的です。


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