観音寺の十六羅漢像
観音寺の参道の石段右側に並ぶ、石造の十六羅漢像です。
所在地:大分県竹田市竹田1782
観音寺の参道の石段の右側に十六羅漢像が並んでいます。
十六人の羅漢像は、様々な表情をされています。
市内最大観音寺の十六羅漢
市指定有形文化財(昭和54年4月指定)
この十六羅漢は、作者年代ともに不明ですが、郷土史の(竹田奇聞)では、大野郡長谷村(現・犬飼町長谷)出身の名工・五島郷兵衛が文化年間(1804年~1817年)に彫ったものではないかと伝えています。ただし、これには全く裏付けとなる資料はありません。
仏教の修行を完成し、悟りの境地に達した人のことを「阿羅漢」といい、これを略して「羅漢」と呼びます。
釈迦は死を前にして十六人の高弟に永くこの世にとどまり、各地に仏教を広めるように命じました。十六羅漢はこの十六人の高僧を表したものです。
羅漢には、それぞれ高僧の名前がありますが、各羅漢の姿かたちはかなり自由で、その容姿からは尊名を推しはかることは難しいとされています。
平成9年4月 歴史と文化を考える会(現地案内板より)
自然石の上に十六羅漢さんが鎮座されています。
この観音寺の参道の石段は、竹楽の時の見所の一つです。