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照雲山 長福寺

1584年開山と伝えられる、日田市豆田町の浄土真宗のお寺です。廣瀬淡窓とも縁が深いお寺です。

長福寺本堂1

所在地:大分県日田市豆田町5-13
天正12年(1584年)開山の浄土真宗のお寺です。廣瀬淡窓とも縁が深いお寺です。12世法幢が、淡窓に詩経の句読を授けたそうです。淡窓は、文化2年(1805年)に長福寺学寮を借りて開塾し、これが咸宜園(かんぎえん)の前身となりました。

長福寺本堂2

長福寺本堂

日田市豆田町53番地
 当寺は、天正12年(1584年)に武内山城守によって開山されたと伝えられ、寛永十四年(1637)に現在の地に遷った。
 寛文9年(1669)に建造された本堂は、江戸時代全喜から後期に至る平面及び装飾の変遷過程がわかり、真宗寺院の建築の様式や技法をよく残している。
西本願寺旧本堂の西山別院と類似した建築様式をもった全国的にも貴重な建築物である。
 長福寺はほかにも江戸時代の古い建造物群を残す天領日田の代表的寺院である。
 ◎鐘楼(しょうろう) 安永六年(1777)
 ◎常燈明堂(じょうとうみょうどう) 享保十一年(1726)
 ◎経蔵(きょうぞう) 享保二十年(1735)
 ◎山門(さんもん) 十九世紀前半
 ◎灯篭(とうろう) 元禄十三年(1700)
廣瀬淡窓の自伝「懐旧楼筆記(かいきゅうろうひっき)」によると、長福寺は淡窓が幼少のときに学び、24歳のとき「長福寺学寮(がくりょう)」を借りて初めて開塾したところとしても知られている。
平成7年3月10日 県夕景文化財指定  日田市教育委員会(現地案内板より)

長福寺本堂3

暇屋崎省吾氏の作品です。マッチしているのか、していないのか、何を表現しているのか、凡人の私にはよくわかりませんが、インパクトは大でした。夜になり、ライトアップされると雰囲気が変わると思います。

長福寺本堂4

九州最古の真宗寺院の本堂で、寛文9年(1669年)に建造を開始し、完成は延宝年間初頭と推定され、江戸時代初期の真宗寺院本堂様式をよく伝えている。
西本願寺旧本堂の西山別院と類似の建築様式をもつことから、西本願寺建築の棟梁あるいはその技術指導のもとに建立されたものとされる。
この寺からは多くの学僧が生まれ、のちに咸宜園を開く廣瀬淡窓の当初の開塾もこの寺の学寮を出発とした。
豆田町に唯一残る寺境内には300余年の樹齢を重ねたケヤキの老木をはじめ、さまざまな種類の植物が四季折々の姿を演出している。(日田市文化財マップより)

長福寺本堂5

長福寺本堂6

長福寺万灯会 夢あかり


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