小鹿田古陶館
現在も一子相伝を守り受け継がれている小鹿田焼の古い小鹿田焼を展示しています。
所在地:大分県日田市本町7-33
開館時間:9:00~17:00
江戸時代の古い小鹿田焼、生活雑貨として使われていた古い小鹿田焼が展示されています。大変貴重な小鹿田焼を間近で観る事ができます。
東洋陶磁学会会員である館主の桒野陽吉さんが展示されている小鹿田焼について詳しく説明してくださいました。
手前向かって右側は、「鳩燗」です。
小鹿田焼は、小石原焼の分窯として約300年の歴史を持つ民陶焼です。唐臼で土をつき、蹴ロクロを回し独特の技法で模様をつけ、焼き上げます。飛びかんな、刷毛目などの模様の伝統技法は一子相伝により受け継がれているそうです。
小鹿田焼は、1600年に朝鮮から連れてこられた陶工により開窯された小石原焼の兄弟窯です。
庶民の生活用品として生まれた小鹿田古陶が展示されています。
流し掛け模様の大きな甕
向かって左側は、打掛け模様の大きな甕。右側は雲助(うんすけ)と呼ばれる、注ぎ口が付いた壺の様なものです。
すり鉢と擂粉木
大皿、茶碗などが展示されています。
二階には久留米絣、芭蕉布の仕事着、明治時代の宮参りの着物などが展示されています。