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専念寺

日田の先哲・平野五岳の縁の寺であり、お雛様供養をされているお寺でもあります。

専念寺1

所在地:大分県日田市亀山町2-8
日田祇園山鉾会館の並びにあります。
詩・書・画に優れていたことから「三絶僧」と呼ばれた五岳上人が六代目住職を務めた寺です。

専念寺2

 明治十年(1877年)東本願寺大法主巌如上人の西南の役戦跡慰問の旅に随行し、「丁丑夏日熊本城下作」の詩を詠じ、全国初の作詞賞を受賞した。
 上人を慕って明治十六年(1883年)谷千城熊本鎮台司令長官、次いで明治二十年(1887年)書家日下部鳴鶴がそれぞれこの専念寺を訪れ、教えを受けた。
 明治二十六年(1893年)三月三日、「いざ西へ向かいて先に出かけ候、そろそろござれ後の連中」などの辞世歌を残し、大往生を遂げた。享年八十五歳。
 明治三十二年(1899年)夏目漱石が専念寺を訪れ、「詩僧死して只凩の里なりき」の句を捧げた。 日田市教育委員会(現地案内板より)

専念寺3

日田の先哲 平野五岳

平野五岳   三絶僧(1809年~1893年)
 文化六年(1809年)日田郡渡里村正念寺に生まれ、八歳の時当専念寺の養子となる。
 文政二年(1819年)咸宜園に入門、詩を廣瀬淡窓に、書を貫名海屋に、画を田能村竹田に学び、のちに「三絶僧」と称せられた。
   明治に入り初代日田県知事松方正義(後の総理大臣)の信望を得、その交わりは終生続けられた。
以後大久保利通や木戸孝允等とも交わりがあり、その画は明治天皇にも献上された。(現地案内板より)

専念寺4

牡丹の巴蓋


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