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鵜飼

日田の鵜飼いは、200年以上の伝統があります。屋形船で鵜飼いをみながら食事を楽しむことができます。

鵜飼2

日田の名物のひとつに屋形船と鵜飼(うかい)があります。

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鵜飼

 奈良時代に撰進された「豊後風土記」は「日田川、年魚(あゆ)多(さわ)に在り」と記す。江戸時代の郷土の文人たちも詩に句に文に「日本一の味」と日田の鮎を讃える。
 鮎の漁法は釣・網のほかに簗(やな)・鮎押し・鵜飼などがある。鮎押しは、数人が組んで水中に魚を追いつめ手づかみにする、日田独特の漁である。
鵜飼も古代人が既に行っており、朝廷には専門の部が置かれていた。 日田の鵜飼は近世のはじめ豊太閤の蔵入地(くらいれち)代官として日隈城に入った宮木長次郎(みやぎちょうじろう)が、岐阜から四人の鵜匠を伴ったのに始まるという。
その後江戸幕府代官たちも保護を加え、鵜匠に鑑札を与え、これを株としてほかの者には鵜の漁を禁じた。
鵜飼いの詩文も多いが、廣瀬淡窓の詩「隈川観漁火」(竹田公園に碑がある)は情意を尽くしている。
 日田の鵜飼はよく伝統を継承しているとして、大分県指定無形民族文化財となっている。  日田市(現地案内板より)

鵜飼4

亀山丸

日田の鵜飼いは、豊臣秀吉の家臣が岐阜から鵜匠を連れて来て始められました。日田の遊船と鵜飼いは、天領時代の代官たちが最高の娯楽とした歴史の深い雅な川遊びです。かがり火を灯し、鵜を操る鵜匠の技を屋形船で眺めながら、水上の宴を楽しむことができます。


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