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豊後鶴御崎

鶴御崎(つるみざき)は、佐伯市の鶴見半島の先端部にある九州最東端の岬です。

鶴御崎6

大分県佐伯市鶴見

鶴御崎3

鶴御崎1

鶴御崎灯台

海抜約200mの絶壁に立つ九州本土最東端の灯台です。鶴見崎砲台跡地に建てられています。

鶴御崎2

本灯台は、豊後水道に突き出た九州最東端、海抜150メートルの断崖上に、昭和56年3月25日初点灯されました。
豊後水道西岸、鶴見町周辺海域は、小島、岩礁などが多く点在し、潮流が速く、また夏期には濃霧が異常に発生し易いので、本灯台は同海域を航行する船舶の誘導、進路変更、船の位置確認などの格好の目標となり、海上交通安全のための重要な航路標識です。
豊後水道を一望しに、四国の山並みが霞むこの岬の先端から、毎夜県下灯台随一の光達距離を誇る一筋の光を沖行く船に投げかけています。
施設の概要 位置:北緯32度55分59秒 東経132度4分59秒
塗色及び構造:白色 塔形 コンクリート造
灯質:単閃白光 毎8秒に1閃光
光度:41万カンデラ
光達距離:23海里(約43キロメートル)
高さ:地上~頭頂部14.5メートル 水面~灯火197メートル
管理事務所:第七管区海上保安本部 大分海上保安部
この灯台が、点灯以来数多くの船人の命と貴重な財貨を人知れず救ってきたであろうことを想うとき、これからも夜毎美しい光を沖行く船に投げ掛け続けるよう祈念するものであります。 社団法人燈光会(現地案内板より)

鶴御崎4

鶴御崎5

鶴御崎7

幸せの鐘

この鐘を”幸せの鐘”と名付けました。
豊後水道の大海原に向かい、ここに来れて良かった…。家族の健康を込めて…。永遠の愛を誓って…。
幸せな気持ちや、幸せになりたいそんな想いで、この鐘を鳴らしたのでないかと思います。
深い想いや、沢山の願いを込めてこの鐘を鳴らした貴方に日本一の幸せが訪れますように!!(現地案内板より)

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鶴御崎要塞案内

本要塞は豊後水道の敵艦航路杜絶を目的に、対岸四国・沖の島及び由良岬と対峙して、豊予要塞(創設大正15年司令部佐賀関町)施設の一環として構築されたものであります。創設当初は望楼より丹賀浦砲台(昭和8年竣工30糎カノン砲2門)の観測所であったが、昭和17年1月11日実射暴発により、連隊長以下16名殉死。設備は壊滅するに及び急遽、鶴御崎に砲台設備を構築する処となり、近隣町村より連日600余人を徴用として動員のもとに、同年9月に15糎カノン砲4門が竣工したものであります。
大東亜戦争、急雲をつげる時局下、本土防衛に対応して、陸・海軍、砲兵隊員等、350余名、要塞の防備に当ったが戦運つたなく、昭和20年8月終戦を迎える処となりました。
茲に平和の日々の中にも、戦時下当時の要塞構築の千辛万苦の労が、忍ばれます。 鶴見町観光協会(現地案内板より)


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