ホキ石仏第一群
4つの龕からなり、平安時代から鎌倉期に至るまでの磨崖仏が20数体並んでいます。
所在地:大分県臼杵市深田804-1
国宝臼杵石仏内
如来三尊像を初め、20数体の磨崖仏が並んでいます。
ホキ石仏第一群第二龕
如来三尊像
ホキ石仏第1軍の中心的な存在である中尊の阿弥陀如来は、静まった顔で、眉、目、髭を墨で描き、量感あふれる姿が特徴である。三尊とも彫技は優れ、ホキ石仏第2軍の阿弥陀三尊像同様の傑作で平安後期頃の作といわれる。(臼杵石仏パンフレットより)
ホキ石仏第一群第一龕
如来三尊像
中尊に釈迦如来を刻み、童顔で親しみやすい表情で語りかけてくる。彫法はやや劣り螺髪の刻み方など簡略化した跡がみられ、素朴な印象を与える。平安末期頃の作。(臼杵石仏パンフレットより)
ホキ石仏第一群第四龕
地蔵十王像
中尊に地蔵菩薩をすえ、冥府にあって亡者の罪を裁き救済する十王像を左右に五体ずつ配している。錫杖を持たず、右足を座し左足を立てている地蔵菩薩は、古い様式で珍しく、光背の彩色唐草紋も残っている。鎌倉期の作。
ホキ石仏第一群第三龕
如来三尊像
中尊の三尊は、中尊に金剛界大日如来を配し、右に釈迦如来、左に阿弥陀如来が並んでいる。三尊とも膝前が長く広いのが特徴で、如来像の台座には、願文や経巻を納めたであろう円や四角の孔がある。平安末期頃の作。