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臼杵竹宵 般若姫

うすき竹宵は、年に一度、都から真名長者夫妻のもとへ里帰りする玉絵箱(般若姫の絵)を、里人が竹に火を灯してお迎えする行事です。

般若姫1

うすき竹宵 般若姫行列

祇園様(八坂神社)から街中へと般若姫の行列が進みます。うすき竹宵は、年に一度、都より長者夫妻の元へ里帰りする玉絵箱(般若姫)を、里人が竹に火を灯してお迎えする行事です。

般若姫2

般若姫

可愛らしく綺麗な御嬢さんが「般若姫(はんにゃひめ)」に扮していました。般若姫の行列には、3つの御輿車があり、玉絵姫(般若姫の娘)、玉津姫(般若姫の母)、般若姫が其々の車に乗っていました。

般若姫3

般若姫伝説

 炭焼き小五郎(後の真名長者)の妻を玉津姫といい、二人の間に般若姫という気高く美しく、世間で評判の娘がいました。その噂を聞いた朝廷は、妃として都へ差し出すよう命じますが、長者はそれを拒み、代わりに姫の姿を描き写した「玉絵箱」を差し出しました。

 ところが、箱の絵を見て恋心を抱いたのが橘の豊日の皇子(後の用明天皇)でした。皇子は般若姫に逢うため、牛飼いに身をやつし、長者の元へやって来ました。やがて愛し合う二人は結ばれ、幸せな日々を過ごしますが、朝廷に呼び戻され、身重の姫を残し都へ帰っていきました。
 その後姫は、玉絵姫というかわいい児を出産しました。やがて姫は当時の習わしのために、生まれたばかりの玉絵姫を残し、都へ上がりましたが、途中で嵐に遭い帰らぬ人となっていました。
 悲嘆のつのる長者は姫のお供養のために石仏を彫らせました。そのことを聞いた朝廷は、年に一度、夫妻のもとへ玉絵箱の里帰りを許しました。
 秋の陽はとっぷり暮れ、里人たちは竹に明かりを灯し、姫をお迎えするために足元を明るくしました。(うすき竹宵の公式パンフレットより)

般若姫4

般若姫5

般若姫6

般若姫7


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