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南部小学校生田門

南部小学校の校門であるこの「生田門」は、明治時代の廃藩置県後「中津市学校」の校門としても利用されました。もともとは、奥平中津藩家老生田家の門であり、中津の藩政時代から現代まで、風雪に耐え抜いてきた貴重な建造物です。

南部小学校生田門1

所在地:大分県中津市1309
生田門は、薬医門で、門の幅:6.06m、門の高さ:5.56mです。
1700年頃建築されたものだと推定されます。
欅・杉・松と蟇股の他、天井板の一部に屋久杉に極似した部材を使用。この内、杉や松の部分は、後年修理の時に使用されたものと考えられる。

もともと生田門は、現存する大手門の石垣西端から西へ約20mの位置に、道路に沿って建てられていた。昭和47年、校舎改築の際、道を挟んだ練心館の門として移築された。昭和63年、老朽化のため解体された。平成12年現在地に場所を変更し復元工事を行った。平成13年3月完成。生田門の現在の復元位置は、生田家「大手屋敷」の敷地から外れて、奥平図書家「中の屋敷」の敷地内では、と考えられる。また、塀については、古写真を参考にして復元した。(中津市教育委員会資料より)


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