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八幡総本宮 宇佐神宮

宇佐神宮は、全国に約40,600社ある八幡宮の総本宮です。また、日本三大八幡宮の一つでもあります。日本三大八幡宮は、宇佐八幡宮、石清水八幡宮、筥崎宮の三社です。

宇佐神宮1

所在地:大分県宇佐市大字南宇佐2859
宇佐神宮は、全国の八幡様の総本宮です。全国約11万の神社の内、八幡様が最も多く、4万600社余りのお社(やしろ)があります。
正式名称は、「宇佐神宮」ですが、「宇佐八幡」「八幡様」「八幡神社」とも呼ばれたりします。

宇佐神宮2

大鳥居

宇佐神宮の広い境内には、様々な神社があり、各地でよくみかける住吉神社、若宮神社、天満神社などもあります。まるで全国の神様が集まっていらっしゃるようです。

宇佐神宮3

一之御殿

御祭神:八幡大神(誉田別尊)
宇佐神宮では、二礼・四拍手・一礼の作法で祭典が行われております。お参りする際も二礼・四拍手・一礼でお参りします。この二礼・四拍手・一礼の作法は、出雲大社と同じです。

宇佐神宮4

二之御殿

御祭神:比売大神(宗像三女神:多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)
緑に囲まれた中に朱塗りの神殿が映えます。

宇佐神宮5

三之御殿

御祭神:神功皇后(息長足姫命)
宇佐神宮は皇室も伊勢神宮につぐ第二の宗廟としてご崇敬になり、勅祭社16社にも列されています。
ちなみに勅祭社(ちょくさいしゃ)とは、祭礼に際して天皇により勅使が遣わされる神社のことです。島根県出雲市の出雲大社、大分県宇佐市の宇佐神宮、東京都渋谷区の明治神宮、東京都千代田区の靖国神社、福岡県東区の香椎宮、京都市左京区の平安神宮、奈良市の春日大社、京都市北区の賀茂別雷神社、京都市左京区の賀茂御祖神社、京都市八幡市の石清水八幡宮、奈良市の春日大社、名古屋市熱田区の熱田神宮、さいたま市の氷川神社、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、千葉県香取市の香取神社、奈良県橿原市の橿原神宮、滋賀県大津市の近江神宮の16社です。(順不同)
この16社のうち、宇佐神宮と香椎宮へは10年ごとに、鹿島神宮と香取神宮へは6年ごとに勅使が遣わされ、靖国神社には春秋にどの大祭に勅使が遣わされています。

宇佐神宮6

御神木

宇佐神宮御由緒

当神宮は全国に四万社あまりある八幡宮の総本宮であります。神代に比売大神(ひめおおかみ)が馬城の峰(大元山)に御降臨になった宇佐の地に、欽明天皇32年(571年)応神天皇の御神霊が初めて八幡大神としてあらわれ、宇佐の各地を御巡幸ののち神亀2年(725年)に亀山の一之御殿に御鎮座になりました。
また天平三年(731年)に比売大神を二之御殿にお迎えし、のち弘仁14年(823年)神託により神功皇后が三之御殿に御鎮座されました。
皇室は我が国鎮護の大社として御崇敬篤く、特に八幡大神が東大寺大仏建立援助のため神興にて上洛されたこと、また和気清麻呂公が天皇即位にかかわる神託を預かった故事などは有名であり、伊勢の神宮に次ぐ宗廟、我が朝の太祖として勅祭社に列せられております。(現地案内板より)

宇佐神宮7

月次祭

月次祭(つきなみさい)は、毎月15日に行われる恒例の祭です。

宇佐神宮8

神仏習合の八幡神は、託宣の神、移動する神として国の命運を左右するほどの影響力を持っていました。743年、奈良の東大寺に聖武天皇が大仏を造ろうとしましたが、莫大な費用がかかって工事が難航しました。その時、八幡神が「大丈夫、大仏はきっと完成させる」とお告げをし、6年後に大仏は完成しました。八幡神は東大寺に招かれ、朝廷との結びつきが強くなりました。
平安時代に貴族に信仰されるようになった八幡神は、貴族の領地の守り神として全国に祀られるようになりました。鎌倉時代になると源氏の棟梁だった源頼朝が幕府を開いて、さらに武士の守り神として受け入れられていきました。
そしてますます全国に広がり、4万余社の八幡神を祀る神社があります。

宇佐神宮9

宇佐神宮10

宇佐神宮11

宇佐神宮12

宇佐神宮13

宇佐神宮14

南楼門

宇佐神宮15

二之御殿と御三之殿

宇佐神宮16

三之御殿

宇佐神宮17

大分県出身の私は幼少の頃から宇佐神宮とは縁が深く、宇佐神宮にお参りすると心が穏やかになり気持ちが落ち着きます。不思議と「頑張ろう」という力が自然に湧いてきます。
学生の時に宇佐神宮の歴史を学び、宇佐神宮が日本の歴史に多大な影響を与えたことを知り、更に興味を持ちました。道鏡事件を学び、和気清麻呂公にも興味を持ちました。和気清麻呂に所縁の深い和気神社(鹿児島)、足立山妙見宮(北九州)の紹介も追々掲載しますので少々お待ちください。

宇佐神宮18

宇佐神宮の元宮は、福岡県築上郡築上町にある矢幡八幡宮(豊前綾幡郷矢幡八幡宮。現在の金富神社。矢幡氏が社家として代々宮司を務める。)であるとする説がある。また、宇佐神宮にある由緒書き「八幡宇佐宮御託宣集」には筑前国穂波郡の大分八幡宮は、宇佐八幡宮の本宮であり、筥崎宮の元宮であると明記されています。矢幡八幡宮(金富神社)と大分八幡宮、大貞八幡宮薦神社、筥崎宮の紹介も追々掲載しますので少々お待ちください。

宇佐神宮19

宇佐神宮の建築様式は八幡造(はちまんづくり)と呼ばれています。奥殿を「内院」・前殿を「外院」といいます。内院には御帳台があり、外院には御椅子が置かれ、いずれも御神座となっています。御帳台は神様の夜のご座所であり、椅子は昼のご座所と考えられています。
本殿を横から拝見すると、屋根がMの字のようになっています。これが八幡造の特徴のひとつと言われています。
宇佐神宮 御祭神
一の御殿 八幡大神(応神天皇)
二の御殿 比売大神(ひめおおかみ)
三の御殿 神宮皇后(じんぐうこうごう)
 宇佐神宮は全国八幡宮のそう本宮 勅祭(ちょくさい)の大社であり、歴代天皇は伊勢の神宮につぐ宗廟(そうびょう)
 我朝(わがちょう)の太祖として御崇敬になられています。
また私たちの祖先は各地に宇佐の八幡宮をお迎えして氏神や鎮守のお社としました。
 神代に三神の比売大神がご降臨になってこの宇佐の地に約1400年前の欽明天皇(きんめいてんのう)32年応神天皇のご神霊がはじめて八幡大神としてあらわれになり、各地をご巡幸後この亀山にお鎮まりになりました。のち弘仁14年応神天皇の母君であられる神宮皇后をお祀りし、三殿のご鎮座となりました。(現地案内板より)

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宇佐神宮21

宇佐神宮22

宇佐神宮23


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