神田米穀店
明治中期から続くお米屋さんです。卯建が上がり、鏝絵が施されています。
所在地:大分県杵築市杵築谷町182
元禄時代、初代は、城下町に今でも残る飴屋の坂の下で飴屋を営んでいたことから飴屋清兵衛と名乗り、その生業がそのまま坂の名前として残ったそうです。明治中期からお米屋さんになったそうです。
うだつが上がった建物
平成16年に改築した建物です。
平成16年に改築した建物には、米の文字や大黒様の鏝絵が施されています。
大黒様の鏝絵
俵を抱えた大黒さんの鏝絵
卯建
うだつ
ひょうたんの鏝絵
卯建にもひょうたんの鏝絵が施されています。
鯉の滝登りの鏝絵
卯建に施された鯉の滝登りの鏝絵
鏝絵と卯建のある米屋
鏝絵とは明治・大正・昭和の初期頃まで請負普請の最後は左官の仕上げで工事は完了したものです。
左官はお礼の意を表わす為に白壁に鏝一本でその家が栄える様にと願いを込めて縁起物の鏝を描いたものです。
卯建とは遠くから見ると兎が立っているように見える事から卯建と言われている本来は隣家との防火壁の役目をしているもので、家の軒先の左右に建てたもので、一種の装飾的な意味もあったと思われます。
贈 神田米穀店様へ 平成16年1月 福井建築 棟梁 福井潮 有限会社小川左官 左官 稲吉喜久男(現地案内板より)