大原邸内部
上級武士の屋敷です。質素で堅実、それでいて格式の高さが随所に見えるなど、身分の高い家老宅であったことの証が建物の隅々に残されています。
豪華な欄間などの装飾はないながらも、おもてなしの心を感じる、質実剛健を旨とした武士の暮らしが垣間見えます。
床脇天袋
鳥の絵が描かれています。
南天の葉を忍ばせた障子
案内をして下さった方から「南天は、難を転じるということから、来客に難がないようにという願いを込めて障子の中に入れて、お客様をおもてなししていた。」と教えて頂きました。
松葉を忍ばせた障子
案内をして下さった方から「障子の引手はお客様の目の高さの位置にあり、ここに松葉を飾ることで『待つ』という思いを表し、おきゃ様をお迎えした。」と教えて頂きました。。
引き手金具
釘隠し
式台の奥に設けられた玄関の間
魔除けの意味を持つとされる赤色の壁が特徴です。