酢屋の坂
酢屋の坂は、北台の武家屋敷と商人の町をつなぐ土塀と石垣が印象的で、石畳が非常に美しい坂道です。塩屋の坂と酢屋の坂は、谷町通りを挟み一直線に結ばれています。
所在地:大分県杵築市
綾部みその左横の坂で、坂を上ると北台武家屋敷があります。北台武家屋敷には、大原邸・能見邸・磯矢邸・藩校の門などがあります。
酢屋の坂の下の角に酢屋があったことから、酢屋の坂と呼ばれるようになったそうです。現在の綾部みそは、元々酢醸造を営んでいたそうです。そこで綾部みその横の坂を酢屋の坂と呼ぶそうです。
手前右が綾部みそ、その上が北台武家屋敷の大原邸です。
綾部味噌と酢屋の坂
酢屋の坂から塩屋の坂を見る
酢屋の坂と塩屋の坂は商人の町の谷町通りを挟んで向かい合うように一直線に結ばれています。杵築城を中心に据え、それぞれの坂の上、南北の高台に屋敷を構える武士たちは、その谷あいで商いをする商人たちの町を挟むように暮らしていました。酢屋の坂から振り返るようにして塩屋の坂を眺めてみると、凹凸のある形状がまさに「サンドイッチ」のように見えます。そのことから、杵築の城下町はサンドイッチ型城下町と呼ばれています。