一松邸欄間・釘隠し・引手金具
昭和2年から2年かけて贅を尽くし、当時の技術を結集して建てられました。欄間、釘隠し、引手金具なども粋な技術が映えています。
松と富士山の欄間
一松邸内には、様々な図案の欄間彫刻や、障子欄間、組子障子、色々なデザインの引手金具、釘隠しなどが設えられています。
富士山の欄間
材料は桐の木の柾目板です。透かし彫りのシンプルなデザインですが、当時この欄間一枚で民家が一軒建ったと言われています。
松の欄間
この松の欄間は、三保の松原を表わしているそうです。
鳥と草の欄間
鳥
杉の正目板に透かし彫りの欄間
係の方がおっしゃるには、当時はこの欄間一枚で家一軒が建つ程だったそうです。
扇の中に桐の紋の透かし彫り
扇の中に菊の紋の透かし彫り
模様が入った磨りガラス
レースのカーテンの様な模様の磨りガラスは、内から外は見えますが、外から内が見えにくいマジックミラーの様な機能を持っています。
掛け障子欄間
欄間に障子を貼っています。換気や通風を確保したり、冬は隙間風を防ぐなどの役割も果たしています。また、装飾の効果もあります。
掛け障子欄間
組子欄間
繊細な線で、格子模様が施されています。釘を使わず木を組みこんで作られています。
引手金具
四隅に菊の花が彫られています。
亀甲の形の引手金具
中央の楕円の部分に何か刻まれています。
長方形の引手金具
花の形の引手金具
円形の引手金具
四か所にハートが刻まれています。