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両子寺仁王門

両子寺の無明橋を渡るとすぐ仁王像がお出迎えしてくださいます。国東半島最大級の石造仁王像ですで、見事な均整美を保っています。

両子寺仁王門1

所在地:大分県国東市安岐町両子1548
仁王像総高:245cm 仁王像:像高230cm
この阿吽一対の仁王像は、文化11年(1814年)に再建されたと伝えられています。安岐町指定有形文化財で、国東半島最大の石像仁王と言われています。
筋肉隆々、見事な均整美を保ち満身の力をたくわえている迫力満点の仁王像です。広大な仏域に力強く仏法守護の睨みをきかせています。
また、こちらの仁王像の足をさすると、足の病気が治るとか、足が丈夫になるとか言われています。

両子寺仁王門2

両子寺仁王像阿形

総高:245cm  石材:角閃安山岩

両子寺仁王門3

両子寺仁王像吽形

総高230cm  石材:角閃安山岩

両子寺仁王門4

町指定有形文化財(昭和56念3月25日指定)両子寺仁王

所在地:大分県国東市安岐町大字両子1548
所有者又は管理者:両子寺 時代:江戸時代
 石造仁王は全国に分布しているものの、その数は大分県が圧倒的に多く、中でも国東半島には、130を超える仁王が確認されている。寺域や仏像、神社の守護を目的として造られた仁王は、鎌倉時代から造られ始め、安土桃山時代に最盛期を迎える。しかし、江戸時代の後半になると仁王は村全体、個人の信仰の対象として造立、奉納されることが多くなる。
 両子寺の仁王は大型で容相もいかめしく、天衣や裳の表現にも優れている。阿形像左手に持つ金剛杵は肩上に構え、右手は腰の位置で拳にする。吽形像右手は片下掌を前に開き、左手は腰の位置で拳にする。両像とも腹をやや突出し、胸骨や筋肉の表現には力強さが感じられ、国東半島を代表する仁王像である。
銘はなく、寺の伝えによると文化11年(1814年)の作といわれ、総高245cm(阿形)、像高230cm(吽形)石材は角閃安山岩である。平成10年3月 安岐町教育委員会(現地案内板より)

両子寺仁王門5

両子寺 仁王像

ご参拝の方で足腰の悪い方は、この仁王像の足をさすって、強い足にあやかってください。(現地案内板より)

両子寺仁王門6

全国の石造仁王像の約8割が国東半島に存在していると言われていますが、その中でも両子寺の石造仁王像は国東半島最大級です。

両子寺仁王門7

両子寺仁王門8

両子寺仁王門9

両子寺仁王門10

両子寺仁王門11

両子寺仁王門12

両子寺仁王門13

両子寺仁王門14

両子寺の無明橋

両子寺の無明橋の下には、観音様を祀っているそうです。この橋を渡ると不思議と信仰心が湧き起こると伝えられ、牛や馬が渡れば落橋すると言われている。
国東には四つの無明橋があります。両子寺無明橋、天念寺無明橋、夷無明橋(中山仙境)、津波戸山無明橋の4つです。
仏教養護で無明(むみょう)とは、人間が根本的に持っている無知のことだそうです。人生における人間の苦しみは、すべてこの無明から始まるとブッダがおっしゃっているそうです。人は、その無明というものを取り払うことで、心安らかに生きていけるとか…。知らないってことは苦しみの始まりだったのですね。無知な私にとって世の中は知らないことだらけ。そして気が付いていなくて恥をかいたり、迷惑をかけたり、失敗をしたりの連続です。なかなか悟りの境地へとは辿りつけそうにもありません。南無…。

両子寺仁王門15

無明橋の下に観音様を祀ってあり、この橋を渡ると不思議と信仰心が湧き起こると伝えられ、牛や馬が渡れば落橋すると言われています。

両子寺仁王門16

両子寺仁王門18

両子寺仁王門19

両子寺仁王門20

両子寺仁王門22

両子寺仁王門23

両子寺仁王門24

両子寺7

両子寺6

山門

両子寺仁王門21


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