粟島神社
粟島神社は仏の里国東半島の小林海岸の断崖に建つ朱塗りの神社です。国道213号沿いの真玉町と香々地町の境に位置し、海に突き出した岩窟に社殿が設けられています。海岸に面していて大きな岩に穴が開いているものがあったり、不思議な光景です。女性の神様が祀られていて、縁結びの神様と安産の神様として有名です。
所在地:大分県豊後高田市臼野7-10
拝観時間:自由
拝観料:無料
粟嶋社
この公園を抜けた先にある粟嶋社は、全国でも珍しい、海に突き出た岩窟に社を構えた神社です。
寛永2年(1625年)に創建され、祀られている神様は「一寸法師」のモデルと言われる「少彦名命」(すくなひこなのみこと)。出雲大社の「大国主命」と一緒に日本の国を創ったとされています。
もとは医療の神様として信仰されていましたが、中でも婦人病や安産、子授けなどにご利益があったことから、女性の願いを叶えてくれる神社として知られるようになりました。
現在ではとくに縁結びの神様として親しまれ、良縁や恋愛成就を願う参拝者が多く訪れています。(現地案内板より)
粟嶋神社
当社の祭神は少彦名命といわれ、大国主神と力を合わせ、出雲の国を治めた神で紀州の加太神社に祀られていました。
寛永2年(1625年)8月15日、加太神社から勧請されたのがこの粟嶋神社であります。
医薬の神様とも言われており、また女性の守り神として広く人々に親しまれ、とくに婦女子の信頼があつく詣でる人が多い。
又、縁結び、婦人病や、安産等、女性の仕合わせを祈願する誓願成就の神様として信仰されています。
一説によれば、この地が邪馬台国のロマンを秘めた聖地とも言われています。 平成5年3月吉日 氏子中(現地案内板より)
竜宮から猪群山(いのむれやま)への道の話
旧暦3月3日は粟島様(あわしまさま)のお祭りです。この日は潮が一番引く日で竜宮に続いている道が見えると言われています。また、この道は、八大竜王を祭る猪群山へと続いていると言われています。
昔、山畑村に竹内彦祢(たけうちひこね)という老人がいました。ある日のこと、浜に出かけてみると、見知らぬ娘が、「月を眺めていたら、身ごもったので、神様の子どもだと思います。力を貸してください。」というのです。
彦祢老人は、山のふもとまできたとき、身重の体でもう一歩も歩けなくなりました。それで、老人は、頂上の大石のくぼみにたまる水をくんできて、娘に飲ませました。元気をとりもどした娘は、大石の下に設けた産室で、玉のような男の子を産みました。
この男の子は、「彦火火出見の命(ひこほほでみのみこと)と呼ばれ、神の子だったということです。(現地案内板より)