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京都大学地球熱学研究施設

ビーコンプラザの前の道路を挟んで北側にあります。大正12年(1923年)竣工大正十二年(1923年)に、当時の京都大学営繕課長 永瀬狂三(ながせきょうぞう)氏の設計により、当時の別府町と大分県が資金協力し、5000平方メートルの土地を提供し、総工費20万円(当時のお金)で竣工しました。

京都大学地球熱学研究施設1

所在地:大分県別府市別府野口原3088-176

京都大学地球熱学研究施設2

平成8年度には別府市のHOPE賞を受賞しました。

京都大学地球熱学研究施設3

塔屋を中心に左右対称の赤煉瓦造りのモダンな建物です。温泉や地熱の研究を80年以上続けています。科学の目で温泉をみつめ、研究しています。

京都大学地球熱学研究施設4

「湯水の如く使う」なんて言葉がありますが、温泉資源は無限ではありません。温泉資源も有限なので、温泉も大切に使い、まもっていかなければならない資源のひとつです。

京都大学地球熱学研究施設1

京大地球熱学研究施設では、一般公開をすることもありますので、次回の一般公開の際は是非この大正浪漫の赤煉瓦の建物の中に入ってみたいです。

京都大学地球熱学研究施設5

京大附属地球物理学研究施設(現地案内文より) 1924年(大正13年)竣工。煉瓦造り、地上2階半、地下1階。煉瓦タイル張り。
 正式には京都大学物理学部附属地球物理学研究施設という。地球全体の気象学、海洋物理学、地質学、地震学等の研究を目的とし、大分県と別府町が誘致し、土地は大分県と別府町が提供、建物は永瀬狂三が設計、京都大学が建築した。
 鉄筋コンクリート造りの半地下を土台とし、その上に煉瓦造りの柱を築造している。平面は採光、通風を考慮したL字型で、中央搭屋を軸に左右対称の伸び伸びとした正面ファサード、柱頭にギリシャのイオニア式のオーダーを設けた煉瓦造りの柱型を大小交互に配した点などにこの建物の特徴をみることができる。建設当時よりほとんどそのままの状態で使用されている。

京都大学地球熱学研究施設6

創設者であり、初代所長の志田順博士は、京都大学における地球物理学の研究・教育の礎を築いた方です。

京都大学地球熱学研究施設2

赤レンガと白い石貼りのコントラストが鮮やかです。

京都大学地球熱学研究施設3

京都大学地球熱学研究施設4

京都大学地球熱学研究施設5

京都大学地球熱学研究施設6


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