八幡朝見神社
別府の総鎮守として、別府市民に大変親しまれている神社です。建久七丙辰年(1196年)10月9日に、大友能直公により御創建された歴史がある神社です。
所在地:大分県別府市朝見2-15-19
建久七丙辰年(1196年)十月九日に、豊前・豊後守護職の大友能直公により御創建された神社です。御神木である樹齢千年の大くすの木や二本の巨木夫婦杉などもあり、こんもりとした森に囲まれた緑溢れる神社です。
お正月に別府に行くと必ず朝見神社にお参りに行っていました。お正月は初詣客で大変な賑わいなのですが、そんな中敷石の中からいつもひょうたん石と盃石をみつけて、しっかり踏んでから境内にあがっていました。「ひょうたん石と盃石を踏むと縁起がいい。今年もいいことがある。」という言葉を信じて、子供も大人もそこで立ち止まりしっかり踏んでから境内に上がります。
御祭神は、大鷦鷯尊(おほさざきのみこと)(仁徳天皇)・誉田別命(ほむだわけのみこと)(応神天皇)・足仲彦命(たらしなかつひこのみこと)(仲哀天皇)・気長足姫命(おきながたらしひめ)(神功天皇)
色彩豊かな彫刻が施されています。
鯉の滝登りでしょうか
鳳凰のようです
朝見八幡の狛犬阿形
朝見八幡の狛犬運型
御神木の「大くすの木」
御神木の大くすの木は、樹齢1000年以上と言われている巨木です。胸高幹囲:11m 樹高:30m 大分県天然記念物指定
盃石(さかずきいし)
朝見神社の敷石の中に盃の形をした石とひょうたんの形をした石があります。この盃石と瓢箪石を踏むと無病息災、縁起がよいと言われています。
瓢箪石(ひょうたんいし)
朝見八幡臺
朝見八幡臺(ばぱんだい)は、拝殿前の参詣広場に繋がる大舞台です。清水の舞台を思わせる、丹塗りの欄干からは、別府市街地や別府湾が見えます。欄干の脚高:5.8メートル 朝見八幡臺(ばぱんだい)の広さ:300平方メートル
御神水 萬太郎清水 (まんたろうしみず)
別府八幡朝見神社の境内にあります。「不知の病の父親が、親孝行な息子萬太郎が汲んできた朝見の清水を飲むとすぐに全快した」という伝説により、萬太郎清水と呼ばれるようになった。古来より枯れることなく名水として今も数多くの別府の人々に親しまれている。近所の方々や別府市内の飲食店の方などもこの萬太郎清水を汲みにきています。この萬太郎清水でお茶や珈琲、紅茶を入れると大変美味しいお水です。干ばつの際も涸れることなく、大雨の時も水が濁ることもなく、延々と美しい清水が沸き続けているそうです。古くから特にお茶をされる方がお茶用のお水として重宝されていたそうです。(現地説明板より)
「朝見の祠に詣づ、祠の西数町に井水有り、石間に出ず。茶に宜しと相伝え、里中第一と為す。」と、かの田能村竹田も書き残しているように、その味を古来より煎茶の水としても粋人にもてはやされた萬太郎清水。(八幡朝見神社パンフレットより)
夫婦杉
朝見神社の表参道の階段を上って境内に入るとすぐ二本の大きな杉が仲良く並んでそびえています。この二本の杉の下を二人で通り抜けると結ばれるという言い伝えがあることから、別府のデートコースのひとつにもなっています。私達夫婦も手を繋いで二人仲良くこの夫婦杉の間を通りました。
夫婦杉(めおとすぎ)
まるで寄り添うように、しかも、まっすぐ凛としているその様子から、「夫婦杉」と呼ばれるようになった。この二本のスギの下を二人で通り抜けると結ばれるという言い伝えもある。なお、楼門の代わりをしているところから、一名別名「門杉」とも言われている。永きに渡り別府のまちを見守っている。(現地説明板より)