竹瓦温泉
映画「千と千尋の神隠し」にでてきそうな、レトロでどっしりとした建物の共同浴場です。
所在地:別府市元町16-23
泉質:炭酸水素塩泉
(男湯)ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉・塩化物泉
(女湯)ナトリウム-炭酸水素塩泉
(砂湯)ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・痔疾・冷え症・疲労回復・慢性皮膚病・慢性婦人病など
お風呂:男女別 内湯 砂湯
明治12年(1879年)創設当時は、竹屋根葺きだったのですが、昭和13年(1938年)に現在の瓦葺の屋根になったので、竹瓦温泉と呼ばれるようになったそうです。
中のロビーは天井が高く、レトロな雰囲気で、「ゆばあば」が座っていそうなかんじです。砂湯は、浴衣を着た上に係りの方が温泉で温めた砂を掛けてくれます。
別府の温泉はけっこう熱めのところが多いのですが、こちらもやはり熱めです。くれぐれも湯中りにはご注意ください。無理して長湯するとのぼせます(湯中りします)
竹瓦温泉は、別府でも割りと熱めのお湯で有名です。子供の頃はこの熱いお湯が大の苦手で、3秒位しか湯船に浸かることができませんでした。しかし40も半ばを過ぎた頃から、この熱さが快感に変ってきました。特に冬の寒い日などは、冷え切った体にこの熱さがたまらなく心地よく、ゆっくり入るようになりました。熱めのお湯にしっかり浸かって温まると、凄い量の汗が噴き出てきます。日頃そんなに汗をかくことが少なくなったので、大量の汗がどっと噴き出て後は凄く爽快です。
建物の周りにはいつも四季折々の花が咲き、湯上りに休憩する人をほっと和ませてくれます。
竹瓦温泉はレトロな雰囲気の共同温泉です。唐破風造りのレトロな建物、赤いポスト、ガス塔、木のベンチ。大正・昭和の風が吹いていそうな雰囲気です。
竹瓦温泉の向かいに竹瓦小路があります。
そして湯上りに、木のベンチに腰掛けて花を眺めているとまるで極楽です。温泉に入って気持がいいと、ついつい「あ~極楽、極楽」と言っている自分に気がついて、ふと苦笑する今日この頃です。(いつのまにかいい歳になりました)