神和苑
神和苑(かんなわえん)は、最初は無色透明のお湯が太陽光によって時間の経過とともに無色~透明がかった青~コバルトブルー~青紫~乳青色と色が変っていく神秘の温泉です。神和苑は老舗旅館でもあり、しっとりとした佇まいと手入れが行き届いた日本庭園も圧巻です。
住所:大分県別府市御幸6組 (海地獄、かまど地獄のすぐ近くです)
お風呂:男女別露天風呂、内湯(男女別各々2種類)
泉質:弱アルカリ泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛など。
しかしそれ以上にリラックス作用、精神安定効果、癒し効果は抜群だと思います。
泉に含まれるメタ珪酸系分子と太陽光線によって時間と共に、透明に近い薄いブルー~淡いブルー~コバルトブルー~ 深く濃厚なブルー~青みがかった乳白色と変化します。七変化するといわれています。ここのコバルトブルーは目が覚めるような美しさです。深く濃厚なブルーは特に神秘的で、そこに神様がおりたってくるのではと想像してしまいます。
広い露天風呂の中にはちょうどいい大きさの石があり、私はいつもこの石に寄りかかってゆっくりお湯と景色を楽しみます。すこしあたたまりすぎたら、すぐそばに木のベンチがありますので、そこで体をさまし、また入るということを繰り返します。
四季折々の木々花々も楽しめ、柔らかく、湯当たりしない優しい温泉にゆっくり入ると世間の喧騒なんてすっかり忘れてしまいます。
広い日本庭園を散策しながら温泉がある場所まで行く途中で、温泉の香りとお湯が流れる落ちる音が聞こえてきてわくわくしてきます。まず内湯に入ってびっくり、いつでも違う色を楽しめるようにと、色の違うお湯が入ったふたつの浴槽を設置してくださっています。時間差でお湯を張っているそうです。なんとも嬉しい心遣いです。そして、内湯から階段を下りるとそこに広がるのは別世界のようです
神和苑の温泉のお湯は、湧出口ではほとんど無色透明で、神和苑庭園内に湧き出す湯は湯量も豊富で、ごぼごぼごぼっ、ドド~っと轟音とともに吹き上がる沸騰蒸気泉です。泉温は75度で、地上に湧き出した時は、無色透明ですが、段々青みがかり、青みが強くなり、そして目の覚めるようなコバルトブルーへと変ります。更に神秘的な青紫に変り、更に更に、乳青色というのでしょうか、青みがかった乳白色へと変化しています。
「なぜ青いのか?なぜ色が変るのか?」
大雑把に言うと、メタ珪酸(ガラスに含まれている成分)を大量に含んでいる温泉が、湧出後に徐々に凝集し、コロイドが大きくなると空の青色を映し込み、湯が青くなっていき、時間の経過とともに段々青白く濁っていくそうです。しかし専門的なことは私にはとても難しくて説明できません。(申し訳ありません。)
梅の木、桜の木もたくさんありますので、開花時期は楽しみが増えます。
神和苑庭園は、14,000坪の広大な庭園です。四季折々の花々が庭を彩り、貴重な文化財、灯籠、石塔、五輪塔などが点在しています。 敷地内には、たくさんの灯篭や石塔があり、秩父宮妃殿下の碑などもありました。
敷地内の日本庭園はよく手入れをしていて、四季折々の美しさがあります。内湯から外に出て、この階段を降りたところに女湯の露天風呂があります。
段々青みがかった透明から乳青色へと変化していきます。神和苑のお湯は色が神秘的で珍しいのですが、泉質もよく気持いいです。
太陽光が青いお湯に差し込み、キラキラと煌いてますます神秘的です。露天風呂の一方は、生垣で囲まれていて、ちょうど満開の椿の花が露天風呂の岩にこぼれていました。
内湯から外に出て、この階段を降りたところに女湯の露天風呂があります。内湯から外に出て、この階段を降りたところに女湯の露天風呂があります。
露天風呂の生垣には、野鳥や蝶やとんぼも遊びにきます。神秘的なお湯にゆったりつかりながら、自然も満喫できるおすすめの温泉です。
女湯の内風呂は二つに別れていて、夫々の浴槽のお湯の色を楽しめます。 同時に違う色の温泉を楽しむことができます。
時間が経つとこのようにかなり白っぽい乳青色に変化します。