鉄輪地獄地帯公園
海地獄、かまど地獄、山地獄、鬼山地獄などの近くにある公園です。
所在地:大分県別府市御幸
以前は地獄と呼ばれるところがたくさんあったそうです。昔はここも十万地獄という地獄があったそうです。郭沫若先生詩碑、八仙人彫刻像などもあります。地獄めぐりの途中に立寄ってみてはいかがでしょうか?ベンチや公衆トイレも設置されています。
別府市・烟台市友好都市提携二十周年記念「八仙人彫刻像」 烟台市寄贈 二〇〇五年十月吉日
~八仙人伝説~ (現地説明板より)八仙人は中国の民間で広く伝わっている八仙人のことである。男性七人、女性一人、即ち漢鐘離(かんしょうり)、張果老(ちょうかろう)、韓湘子(かんしょうし)、李鉄拐(りてっかい)、曹国舅(そうこくきゅう)、呂洞賓(りょうどうひん)、藍采和(らんさいわ)、何仙姑(かせんこ)である。八仙人伝説は、早くは唐代の「八仙伝」の中にみられるが、当時、各仙人の名前はまだ定着していなかった。名前が定着したのは、明代の呉元泰が著した小説「東遊記」からと言われている。八仙人は悪人を懲らしめ、貧しい人を助ける仙人である。民間伝説の中では、多くの物語が伝わっており、中でも最も有名なのが「八仙過海」という物語である。(以上現地説明板より)
沫若先生詩碑 ●詩の説明 (現地案内板より)ほうふとしてダンテ来る 血の池の水たぎるあり 奇名地獄に驚き 勝境逢菜をほしままにす。一浴すれば宵暖を増し 三巡すれば春ふところに満つ 白雲千載の意 黄鶴低回をなす。
●大意 血の池は、ふつふつとわきたぎって、あの湯煙のむこうから、地獄を遍歴するダンテが現れてきそうな気がする。地獄というみみなれぬ名におどろくなれども、ここはまるで仙境のように、すばらしい景観だ。
温泉に入ると、この宵、体が温まり、庭を経めぐると春の気配がたちこめている。白雲は、昔も今も悠々ととどまり、飛び去って返らぬという黄鶴は、ここでは飛び立ちかねて、いつまでも低回している。昭和五十四年三月三十日 郭沫若先生詩碑建立実行委員会 (以上現地説明板より)
歌碑
上の写真に写っています観光バスは、別府の亀の井バスです。この公園は、湯煙に囲まれたところで、扇山や鶴見岳もよくみえます。