かまど地獄
かまど地獄は、古来より氏神様の竈門八幡宮の大祭に、ここの地獄の噴気で御供物を炊いていたことが名前の由来になっているそうです。かまど地獄は一丁目から六丁目まであり、熱泥の池やコバルトブルーの池、乳白色の池など色々あります。係の方がいらして、丁寧に説明してくださったり、煙の実演をしてくださいます。
所在地:大分県別府市大字鉄輪621番地
大きなかまどがいくつかあります。かまど地獄には足湯もありますし、温泉もあります。(売店で鍵を借ります)もしご都合でどうしても地獄を全部めぐる時間がない方には、かまど地獄をおすすめします。色が変る青い池も熱泥もありますので、ここ一箇所で地獄気分を味わえます。
かまど地獄一丁目
一丁目と四丁目と六丁目は熱泥の池です。
ここの池の色は地下にある岩盤が地熱によりできたねばっこい色んな種類の粘土が溶け出した色です。蒸気と温泉が同時に出ているため熱泥となっています。(現地説明板より)
かまど地獄では係の方が煙の実演をしてくださいます。かまど地獄の熱泥の池などにたばこの火を近づけると、煙(蒸気)がもくもくとたちのぼります。これは、タバコの火の粒子を核として周りに水蒸気がくっついて、目に見える状態になるそうです。このような現象は、化学変化ではなく、物理変化で、雲ができる原理と似ているそうです。一般の方も実験できますので、是非体験してみてください。
この岩肌では、一般の方も実験していました。やはりタバコの火を近づけると煙がもくもくとでてきました。
かまど地獄三丁目
三丁目の池は、青みがかった透明からコバルトブルー、そしてエメラルドグリーンへと色が変ります。更に色が変り、乳青色というか、エメラルドグリーンぽくなりました。五丁目の池は大きくて、色の変化がよくわかります。太陽光が差し込み、コバルトブルーにキラキラと輝いています。五丁目の池の色が変ると放送で教えてくれます。段々白濁してきて、乳青色になっていきます。こんなに青いのに95度もあるなんて、自然ってほんとうに不思議で雄大ですね。
かまど地獄の地獄蒸し卵は温泉の成分の影響で少し茶色っぽく色がついていますが、すごく美味しいです。これはおすすめです。
入口にレトロなクラッシックタクシーがとまっていました。
かまど地獄の中の温泉です。売店で鍵を借りて入ります。