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別府地獄巡り

八大地獄と言われる、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄です。以前は地獄ももっとあり、八幡地獄、十万地獄などもあったそうです。

別府地獄巡り1

別府の方は「生きているうちに地獄に行けば、死んでから地獄に行かん」なんて言ったりします。 地獄があるから温泉があり、温泉は地獄の恵みなのかもしれません。温泉と地獄って紙一重なんですよね。自然の力はすごいですね。

別府地獄巡り2

鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も前から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたそうです。 昔は忌み嫌われていた地獄地帯を別府観光の礎となった油屋熊八公が昭和3年に、日本で初めてバスガイドを添乗させ、特徴ある地獄を周遊する地獄めぐりを確立させたそうです。 油屋熊八公は、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」という言葉を残しています。別府観光に尽力された大変素晴らしい方です。

別府地獄巡り3

海地獄

海地獄は、目が醒めるようなコバルトブルーの広大な池があります。この海のような池があるので、海地獄と呼ばれるそうです。 この池は温度が98度もあるのですが、じっとみているとなんだか吸い込まれてしまいそうなくらい美しいです。 この神秘的な美しい青い池は、今から約1200年前の鶴見岳の爆発によって出来たそうです。

別府地獄巡り4

血の池地獄

血の池地獄は、赤い粘土が煮えたぎり、噴気までも赤いため、池が真っ赤な血でできているようにみえることから、血の池地獄と呼ばれます。 血の池地獄から湧き出る粘土から作られた血ノ池軟膏は、皮膚病によく効くと評判です。 血の池地獄には、足湯もあります。

別府地獄巡り5

白池地獄

白池地獄は、噴出時は無色透明の熱湯が、温度と圧力の低下により、青白くなるため、青白い池になっていることから、白池地獄と呼ばれるそうです。 温泉熱を利用して熱帯魚を飼育しています。

別府地獄巡り6

鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄は、明治時代から坊主地獄として親しまれていたそうですが、一度閉鎖し、鬼石坊主地獄としてリニューアルオープンしました。 灰色の熱泥が沸騰して、坊主の頭のように丸い球状になることから坊主地獄と呼ばれるようになったそうです。

別府地獄巡り7

龍巻地獄

龍巻地獄は、一定間隔で熱湯と噴気を噴出する間歇泉です。 吹き上がる熱湯と噴気が龍巻のようなので、龍巻地獄と呼ばれます。

別府地獄巡り8

かまど地獄

かまど地獄は、昔、氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供物を炊いた慣わしからかまど地獄と呼ばれるようになったそうです。

別府地獄巡り9

山地獄

山地獄は、山のいたるところから噴気があがっているため、山地獄と呼ばれるようになったそうです。 温泉熱を利用して、カバ、フラミンゴ、猿、ゾウ、コンドルなど様々な動物や熱帯植物を飼育しています。

別府地獄巡り10

鬼山地獄

鬼山地獄は、鬼山という地名をとって鬼山地獄と呼ばれるようになったそうです。 別名「ワニ地獄」とも呼ばれますが、100頭ものワニがいます。

別府地獄巡り11

鬼山地獄

地獄の名前の由来(地獄めぐりパンフレットより) ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできないと忌み嫌われた土地であったといわれています。 そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。 今も鉄輪では、温泉噴出口を「地獄」と呼んでいます。    (以上地獄めぐりパンフレットより)

別府地獄巡12

地獄めぐりのスタンプラリーも行われています。各地獄をめぐり、スタンプを押して、最後に応募箱に投函すると宿泊券などが当たります。是非チャレンジしてみてください。 5箇所以上の地獄をめぐると、スタンプラリーの応募ができます。

別府地獄巡り13

各々が個性的で特長がある地獄をゆっくりめぐるとなかなか興味深いものがたくさんあります。 各地獄には名物の美味しい物やお土産などもあります。 私は3歳くらいの時に一度、幼稚園の時に一度、小学校の時に一度、二十歳の時に一度、べっぷ地獄めぐりをしていました。 そして、40代後半になって久々に地獄めぐりをしたのですが、今までで一番感動し、面白く、大変楽しく過ごすことができました。 同じ場所でも時が経つと感じるもの、見方などがこんなにも変るものなのかな?と驚くほどでした。面白いものですね。


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