西寒多神社
大分県大分市寒田にある、式内社、豊後国一宮の神社です。藤の名所としても有名です。
所在地:大分県大分市寒田1644
主祭神:西寒多大神(ささむたのおおかみ)
相殿神:応神天皇、神功皇后、武内宿禰
御由緒
創祀は遠く応神天皇9年4月に武内宿禰勅命を奉じて、西寒多山(本宮山)山上に宮殿を建立すとあり、延喜式内の大社として国司をはじめ武将の信仰篤く、特に大友能直公、宗麟公をはじめ代々の尊崇厚く1408年(応永15年)3月、大友親世公社殿を現在地に遷し、家内安全、婚姻、学問、農業、食物、厄除、交通安全、消防の守り神として国民の崇敬いよいよ深く、明治4年5月14日国弊中社に列格、豊後の国の一宮として皇室及び国家の優遇を受け宝物として宗麟愛用の印章4個、大友能直、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の古文書を有し、現在別表神社として崇敬を集めている。(現地案内板より)
西の文字の神紋が、瓦にも施されています。
皇室の優遇を受けている証に、菊の御紋が瓦に施されています。
鳥居の扁額
神庫
本殿の西に位置する校倉造りを特徴とした入母屋造り桟瓦葺き、高床式の建物です。校木を井型に組み合わせた井篭組みという形式の校倉造りで、大分県下では余り例がありません。1886年(明治19年)6月に改築したものです。
桁行:5.73メートル、梁間:4.8メートル、床高0.98メートル(現地案内板より)
神楽殿
神楽殿には、龍の彫刻が施されていました。
鬼の歯形石
この石は、昔悪さをする鬼がいましたので村人達が鬼をこらしめる為に約束をさせました。それは一夜で霊山と本宮山に橋をかけるようにと無理難題の約束でした。
ところが鬼が頑張ってかけ終わりそうになったのえ御子さんが一番鳥を早く鳴かせました。鬼はその為夜が明けたと思い、残念がって歯で石を投げました。最初は他の地に投げたのですが、流行り病が発生したので、この西寒多の地に祭る 本宮山の七不思議より(現地案内板より)