豊後一宮 柞原八幡宮
柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)は、827年(天長4年)に、延暦寺の名僧・金亀和尚が宇佐神宮の参篭にて神告を蒙り、柞原山に勧請したのを、創建の起源としています。
所在地:大分県大分市上八幡3組
柞原八幡宮は、大分市の西、二葉山(八幡柞原山)の麓に鎮座しています。
神門内を入ると、境内に建つ社殿は典型的な八幡造りで、南に左右回廊付きの楼門が建ち、参拝は楼門から履物を脱いで上がり、拝殿前に正座して行います。ここから二棟が連結された申殿、本殿が正面に見えます。
御祭神は、東御前に仲哀天皇「帯中日子命」(タラシナカツヒコノミコト)
仲御前に応神天皇「誉田別命」(ホンダワケノミコト)
西御前に神功皇后「息長帯比女命」(オキナガタラシヒメノミコト)
本殿は、朱漆を主調に彩色がされた、大変美し佇まいです。
拝殿
柞原八幡宮の建造物群(現地案内板より)
柞原八幡宮の社殿は、江戸時代中期の1749年(寛延2年)大火による焼失後に再建されたもので、伝統的技術で建てられた建造物群がよく保存されています。本殿は類例の少ない八幡造で1850年(嘉永3年)の再建です。
社殿校正は、楼門や申殿を軸線上に並べるなど、宇佐神宮を範とした独特のものです。また、本殿は縁に脇社を設け、楼門は下層に軒唐破風付の庇を付すなど特異な形式をもつ社殿で構成されており、顕著な地方的特色を示していることから、本殿他9棟及び附2棟の計12棟が重要文化財に指定されています。
廻廊
廻廊には、大太鼓があります。
西門
表も裏も、大変繊細で美しい彫刻が施されています。
龍の彫刻
蟇股に五七の桐
波と兎
楼門
各種のお守りやお札があります。
柞笛
柞笛(ゆすぶえ)は、柞の木の実に虫が巣くって、中が空洞になったもの(イスノキの虫こぶ)を柞笛といい、昔は子供が笛として遊んでいたそうです。この写真の柞笛は、それを象って土で作った笛です。
双葉山稲荷神社
当双葉山稲荷神社は、今から五百年前、伏見稲荷神社の御分霊を奉斎致したお宮であります。当時より随分霊験あらたかなお神様であったと当宮の古文書に残されており、開運栄産の守護神として人々の信仰をあつめて参りました。先に西宝殿より御遷宮になり別宮として氏子崇敬者にご加護をされて居る次第であります。(現地案内板より)
宝物殿
柞原八幡宮のクス
胸高の樹幹囲:18.5メートル、樹高:約30メートルの自生のクスノキ。幹の中は大きな空洞になっており、樹齢三千年ともいわれています。大分地方に人類文化が栄える以前、この地域の丘陵地はイチガシやクスノキの原生林におおわれていたことの証です。(現地案内板より)