神硯石の岩
神硯の岩(みすずりのいわ)は、硯の形をした岩です。高千穂峡には、他にも甌穴や槍飛、ハート岩などの見所があります。
所在地:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井御塩井 高千穂峡内
場所は、あららぎ駐車場・神橋から少し下ったところです。
神硯の岩
江戸の盲人学者塙保己一が「稀代の偉傑で諢涙身之れ勤王」と激称し、寛政の三奇人の一人に数えられた高山彦九朗が1792年7月17日に高千穂を訪れています。その紀行文「筑紫日誌」に「新橋を渡りて右に十間余なる岩硯の如くなる有り。何共名あらず予硯石を名付けて可也といひし」とあり、当時の高千穂神社、神主田尻隠岐守は彦九朗と別れの時次の詠をおくりました。
「みすずりの 岩とやいわれむ 神代より 伝へしことの 杤ぬ也けり」
(現地案内板より)
七ツヶ池
その昔、十社大明神(三毛入野命)が散歩されていると、水鏡に美しい娘が映っていた。この姫こそ鬼八が奪ってきた鵜ノ目姫であり、十社大明神が姫に一目惚れされた所だと言われています。また、岩のうねりの間からは泉酒が出ると伝えられています。(現地案内板より)
甌穴(おうけつ・Pot hole)
岩盤からなる河床に出来る円筒形の深い穴をかめ穴、又はポットホールといいます。河床の岩盤のくぼみや割れ目の所に渦巻きを生じ、そのエネルギーによって穴が出来、さらにその穴に入った小石が渦巻きによって岩盤を削るためこうした深い円筒形の穴が出来ます。甌穴とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール(pot hole)、またはかめ穴ともいう。(現地案内板より)
甌穴
槍飛
槍飛
ここは、五ヶ瀬川のなかで最も川幅の狭いところです。天正19年(1591年)県(あがた)の領主(今の延岡)高橋元種に高千穂が攻められたとき、三田井城が落ちた際、城を脱出した家来たちがここまで逃げたが橋がないので槍の柄を手前の岸についてものは飛び渡り、向こう岸についたものは川の中に転落したと伝えられており、ここを槍飛びと言うようになりました。(現地案内板より)
槍飛橋
槍飛の上に架けられた橋です。
槍飛橋
槍飛橋は、高千穂峡の遊歩道沿いにあります。
槍飛橋
ハート岩
真名井の滝から遊歩道を進み、鬼八の力石の先、仙人の屏風岩の下の川の中にあります。
ハート岩
縁結びとか恋愛成就に御利益があるとか…。