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旧藩校 振徳堂

天保2年(1831年)、藩主伊東祐相が飫肥藩の藩校として設立した建物で、高さ2m以上の高い石垣に囲まれた広い敷地内に長屋門と主屋が保存されています。

振徳堂3

市指定文化財 昭和45年11月3日指定
住所:宮崎県日南市飫肥10-2-1
飫肥武家屋敷通りにあります。
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料

振徳堂4

伊東祐民公(29代)が享和元年(1801年)11月に学問所を開いたのが始まりで、祐相公(31代)が天保元年(1830年)7月改築に着手し翌、天保2年3月28日に竣功し振徳堂と名づけたそうです。教授は清武から安井滄州、息軒親子をはじめ5人の学者を召し文教に努力しました。創建当時の玄関長屋門、大扁額があり市の史跡文化財に指定されています。

振徳堂5

八幡通り側には高さ3メートルを超える切り石の石垣が積まれ、南に面した入口には長屋門を構えています。敷地内には主屋の他に武芸所、寮などの施設も構えていました。
振徳堂の建物は、西南戦争では飫肥隊の兵站部となり、以後尋常高等小学校、青年学校を経て、戦後は飫肥保育所として使用されていました。昭和51年(1967年)に、飫肥城復元事業の第1号として市民の募金により修理・復元されました。

振徳堂6

振徳堂8

振徳堂7

振徳堂10

振徳堂9

振徳堂11

振徳堂12

井戸

振徳堂13

井戸

振徳堂14

花菖蒲

振徳堂15

紫のハナショウブの花が美しかったです。

振徳堂16

振徳堂2

振徳堂22

小倉處平顕彰碑

飫肥城下町武家屋敷通りにあります、旧藩校振徳堂の敷地内にあります。
小倉處平は、弘化3年(1846年)に飫肥藩主長倉喜太郎の次男として生れました。18歳の時に藩士小倉九十九の養嗣子になり、少年時代は藩校「振徳堂」に学びました。後に飫肥の西郷と賞賛された人物だそうです。

振徳堂19

十曜紋の鬼瓦

十曜紋の瓦が美しいです。

振徳堂21

振徳堂1

振徳堂20

振徳堂17

振徳堂の門

振徳堂18



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