九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

旧伊東伝左衛門家

旧伊東伝左衛門家は、飫肥藩の上級家臣の典型的な住居です。昭和62年11月3日に市指定文化財に指定されています。

伊東家14

所在地:宮崎県日南市飫肥4丁目4-1
開館時間:9:00~17:00
飫肥城大手門前を右に曲がると武家屋敷通りが続きます。其の武家屋敷通りにあります。この旧伊東伝左衛門家は、昭和59年(1984年)に、日南信用金庫から日南市に寄付されたものです。

伊東家21

屋敷地の南面と東面には高さ2メートル以上の切石の石垣が積まれています。 八幡馬場通りに面した入口は石段になっています。外周の石垣、建物ともに飫肥藩の上級家臣の生活を知る上で重要な屋敷です。

伊東家4

建築材には飫肥杉を使い、床下を高くするとともに、南面に廊下を巡らすなど、 後に飫肥の住宅に見られる特徴をすべて備えています。建物の南面には武家屋敷に典型的な枯山水の庭がつくられています。

伊東家2

旧伊東伝左衛門家は、飫肥藩上級家臣の屋敷です。昔の建物というのは、なぜか落ち着きます。やはり、木のぬくもりや障子や襖というのが日本人の心にぴたっとくるのでしょうか。

伊東家16

飫肥の城下町には古い建物がたくさん保存されていますが、やはり木造の建物を保存管理するのは大変なことでしょう。当日は雨が降っていましたが、雨戸の開け閉めなどだけでも大変な気がします。最近はサッシの家が多いので、木の窓はとっても懐かしく感じます。

伊東家15

旧伊東伝左衛門家

市指定文化財:昭和62年11月3日指定
 旧伊東伝左衛門家は、飫肥藩の上級家臣の典型的な住居である。屋敷地の南面と東面は高さ2m以上の切り石の石垣が積まれ、八幡馬場通りに面した入口は石段となっている。
建物は19世紀中頃までに建てられたと推定されている。建築材には飫肥杉を使い、床下を高くするとともに、南面に廊下を巡らすなど、後に飫肥の住宅に見られる特徴をすべて備えている。なお、屋根はもともと茅葺きで、下屋根だけが飫肥瓦葺きであった。建物の南には武家屋敷に典型的な枯山水の庭がつくられており、外周の石垣、建物とともに飫肥藩の上級家臣の生活を知る上で重要な屋敷である。
伊東伝左衛門家は、享保6年(1721年)に家老伊藤祐従の次男祐允が分家したのがはじまりで、家禄は当初100石だったのが、後に150石まで加増されている。
昭和59年(1984年)、日南信用金庫から日南市に寄付された。(現地案内板より)

伊東家5

玄関、玄関の間、供待、次の間、表座敷、中座、奥座敷、茶の間などの部屋があります。また、縁側、勝手土間、お手洗い(大・小)、洗面、湯沸なども備えています。

伊東家6

伊東家7

伊東家8

伊東家17

襖の絵が渋いです。

伊東家18

伊東家19

伊東家20

伊東家22

伊東家1

伊東家3

伊東家23

伊東家9

伊東家10

伊東家12

伊東家13

伊東家11



南九州一覧

  鹿児島  宮崎  沖縄