九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

ホタル館 富屋食堂

高倉健主演の映画「ホタル」に登場する、軍指定「富屋」食堂。特攻隊員たちの憩いの場だった「旧富屋食堂」です。

富屋食堂1

映画「ホタル」の富屋食堂
所在地:鹿児島県川辺郡知覧町郡
開館時間:9:00~17:00
休館日:なし(年中無休)
入館料:大人400円・小中学生300円
団体入館料(15名以上):大人350円・小中学生250円

富屋食堂3

映画「ホタル」は、2001年公開の降旗康男監督、高倉健主演の日本映画です。東映創立50周年記念作品で、第25回日本アカデミー賞で13部門ノミネートされました。時代に翻弄されながらも直向に生きた夫婦の姿が印象的でした。
当時、主人と一緒に映画館で観て、涙がボロボロでて、映画が終わってもしばらく椅子から立ち上がることができませんでした。

富屋食堂4

元特攻隊員と、病に冒され余命幾許もない妻との夫婦愛を、昭和の終わりを背景に描いた、高倉健主演の映画「ホタル」(降旗康男監督)の軍指定「富屋」食堂。特攻隊員たちの憩いの場だった「旧富屋食堂」
富屋は、軍指定の食堂でした。特攻隊員たちの憩いの場そして家族との別れの場となりました。食堂のおばさんは、隊員から慕われ、戦後に「特攻おばさん」と呼ばれました。旧富屋食堂は、若い特攻隊員たちに母親のように親しまれた故・鳥濱トメさんが経営していました。
映画の中の、ホタルの帰ってくるシーンや、金山少尉がアリランを歌う感動的シーンは、東京郊外に再現されたオープンセットの中で撮影されました。

富屋食堂5

鳥浜トメと特攻隊員たちのホタル館「富屋食堂」を資料館として完全復元

富屋食堂6

富屋食堂7

富屋食堂8

富屋食堂10

富屋食堂11

富屋食堂12

富屋食堂9

映画「俺は、君のためにこそ死にいく」のロケ地の記念碑

所在地:鹿児島県南九州市知覧町郡
この石碑は、知覧町が映画「俺は、君のためにこそ死にいく」のロケ地となったことを記念して建立したものです。
製作総指揮・脚本:石原慎太郎
監督:新城卓
出演:徳重聡・窪塚洋介・筒井道隆・岸恵子ほか
 映画は、太平洋戦争当時、特攻基地のおかれたここ知覧町で、食堂を経営しながら当時の兵士と関った鳥濱トメさんや知覧高等女学校生徒、そして特攻兵士自身の家族との人間愛が描かれています。厳しい戦況にあって家族や恋人を思いながら、国のために命をかけた若者たちの犠牲のうえに今の平和があります。知覧町は、特攻基地のあった町の使命として平和の尊さを語り継いできます。平成19年10月 知覧町(碑文より)

富屋食堂2

映画の一コマ

上空で旋回する、赤とんぼ(練習機)の編隊。鳥濱トメ「昭和18年、知覧の町になぁ、大勢の若者が集まって来ておいもした。みんな、ただただ空を飛ぶこち憧れて、必死に飛行訓練を受けておられもした。」
子供たちが、下の川原で遊んでいる。車椅子のトメが、戸口からじっとみている。鳥濱トメ「思えばもう昔のこっかも知れもはんが、そいでん私にはついこん前のご、いつまでん忘れるこっができもはん。思い返せば思い返すほど、みんな素晴らしか、美しか若者たちでございもした。」(碑文より)

富屋食堂13

映画ホタルの富屋食堂の撮影風景の写真



南九州一覧

  鹿児島  宮崎  沖縄