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天孫降臨の郷 霧島民芸村

霧島民芸村内には、屋久杉資料館、龍神窯・陶芸体験、レストラン食事処神宮亭、喫茶コーナー、かけ流し天然温泉露天風呂などがあります。

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所在地:鹿児島県霧島市霧島田口2458
霧島民芸村は、霧島神宮の一の鳥居と神橋の間の道沿いから少し降りたところにあります。
敷地約:88平方メートル
建坪:約830平方メートル
神殿造り1階建
霧島神宮の門前、霧島天狗館の向かいです。屋久杉資料館、神龍窯・陶芸体験、霧島民芸村内には、龍神焼などを展示販売している展示室、ガラス工房、屋久杉資料館、露天風呂、レストランなどがあります。他にもかけ流し天然温泉露天風呂などがあります。男女別の岩造りの露天風呂があります。少し熱めの温泉ですが、湯上りはさっぱりします。

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表情がなんともいえない赤鬼さんです。

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困った顔の青鬼さん

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屋久杉資料館には、屋久杉の香が漂っています。樹齢3000年以下の屋久杉を使ったさまざまな工芸品を展示しています。

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薩摩蒸氣屋

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大きな梁、大きな提灯

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丸十字が入った、大きな提灯が下がっていました。

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蒸氣屋の「蒸」の字が入った提灯

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霧島民芸村 屋久杉資料館

屋久杉を使った工芸品などを展示・販売しています。
屋久杉の香りが漂っていました。

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建物概要

この建物は、平安時代(8世紀~12世紀)に多く建造された寝殿造りの様式で造られています。起源2600年祭の国家事業として日本国のここに、全国から寄せられた浄財と、優れた宮大工の技術の粋を集めて約12年の大工事の末昭和15年研修館として完成されたものです。特に屋根は長野県福沢山の鉄平石(複輝石安山岩)で葺かれ福井県丸岡城天守にも見られ、日本では珍しい石瓦葺きです。(現地案内板より)

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霧島民芸村 研修館

霧島町郷土誌によると、西暦1940年を日本の紀元2600年として、国の始まりは霧島地区とゆうことになり、国民心身鍛錬の場として、全国各地から浄財が集められ国家の力によって建設された。敷地約88平方メートル、建坪約830平方メートルの神殿造りの建物であります。建設当時の建物の内部は84畳の大広間と40畳の遥拝殿が造られていました。
当時は、支那事変から第二次世界大戦に移ろうとする非常時体制下であり、「八紘一宇」の国家理想をもって国民教育に当たる中堅指導者層を対象とした修養道場でありました。 受講者は、研修館下の霧島川で、みそぎをし、遥拝殿で国家の安泰を祈り、毎日講義を受け心身の鍛錬に励んでいました。敗戦後研修館は、鹿児島県の管理下に入り、県及び市町村、各種団体の会場の場として利用されるようになりました。
 昭和25年頃より観光行政が叫ばれ、霧島町でもその側面的な、巣新母体として国立公園霧島観光協賛会が発足し、研修館の貸し付けを県から受け、管理人を置き、各種会合や一般観光客の宿泊所としても利用されることとなった。昭和33年、町有施設となりました。 霧島神宮前一帯の大きな発展の目的のためには、専門業者にゆずることになり、研修館の払い下げは決定しました。平成2年より「霧島民芸村」として蘇りました。(現地案内板より)

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食膳処 神宮亭

レストラン・食膳処 神宮亭は、霧島民芸村の中にあります。神宮亭は、和風建築の建物で、店内には大きな梁がむき出しになっています。高い天井には、巨大な和紙提灯や色彩豊かな武者絵の凧などが下がっています。古い壷などや花瓶なども飾られていて、落ち着いて食事ができます。地元霧島の食材を使った料理が自慢です。うどん、そば、おにぎり、おいなり、カレーライスなどの軽食の他、地元の食材を使った郷土料理の御膳、やまめ御膳やさつま御膳などもあります。

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かわいいたぬきさんの家族の置物が店頭に並んでいます。

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神宮亭のそば

主人はそばに、私はうどんにしました。とろろ昆布、わかめ、鳴門巻かまぼこ、揚げ玉、ねぎがのっていました。

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そば

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うどん

うどんは、細めの麺でのどごしがよく、美味しかったです。

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うどん

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おにぎり

きびご飯のおにぎりでした。キビご飯は、香ばしくておいしいです。

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おいなり

おいなりさんの中の寿司飯もキビご飯でした。おいなりも香ばしくてとってもおいしかったです。

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大根の漬物

鹿児島でうどんやさん、ラーメン屋さん、食事処などに行くと、大根の漬物がサービスで出てきたり、「ご自由にどうぞ」とテーブルに大根の漬物を置いていたり、カウンターに大根の漬物数種類をサービスで置いていたりします。それぞれのお店ごとに、味付けやきり方が違います。神宮亭のは、薄い銀杏切りで、あっさり塩漬けでした。鹿児島県内のあちこちのお店で、甘酢漬け、醤油漬け、塩漬け、塩昆布味、焼酎と砂糖に漬けた物、などなど、色々な味を楽しむことができました。
ソウルに旅行に行ったとき、サービスで次から次へとキムチなどが出てくるにすごく吃驚したのですが、鹿児島ではあっさり大根漬けがサービスで出てくることが多いです。福岡では、辛子高菜漬けの炒め物を置いているラーメン屋さんや定食屋さんが多いのですが、最近ラーメン屋さんで、ピリ辛モヤシを器に入れて、テーブルに置き、「ご自由にどうぞ」ってとこが増えました。

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電話BOX

霧島民芸村前にある「山麓てれほん」と書かれた電話ボックスです。今時珍しい公衆電話がありました。なんだか懐かしいです。しかもこの公衆電話BOXの屋根には千木と鰹木があって、霧島神宮前に相応しい雰囲気を醸し出しています。

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龍神の水

霧島民芸村の中には、龍神の水があります。マグネシウムとカルシウムを県内で最も多く含む水だそうです。水質はもちろん、体にもいいと評判の龍神の水です。

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大黒様

大黒様には、お水とお茶とお菓子が供えられていました。



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