九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

伊邪那岐神社

伊邪那岐神社は、伊邪那岐命を祀っている神社です。通称、妙見神社とも呼ばれています。

伊邪那岐神社1

所在地:鹿児島県霧島市牧園町下中津川427
例祭日:3月23日
御祭神:伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)
天日鷲命(アメノヒワシノミコト)
通称、妙見神社とも呼ばれています。3月23日の春の例祭では、仮装牛二頭による田起こし鍵引きの田植行事を行う農耕神事と12名1組による棒踊が奉納されます。

伊邪那岐神社4

両部鳥居

四脚鳥居・権現鳥居・枠差し鳥居・袖鳥居・児持鳥居宮島鳥居・四脚鳥居、と色々な名でよばれています。「両部」は、真言宗が唱えた両部神道からきているという説があります。本柱の前後に短い控え柱を立て貫(ぬき)で本柱とつないだ鳥居。神仏混淆の神社に多くみられる。宮島の厳島神社が代表例。

伊邪那岐神社3

参道石段

伊邪那岐神社12

伊邪那岐神社

最初、妙見崎に鎮座されていた。その後、今の社地から南西約109メートルのところに遷座なったが、天正13年(1585年)の夜の大雨で社殿が妙石に埋まったので現在地に移したという。この神社は元妙見神社と呼ばれていたが、明治の初め、廃仏毀釈神仏分離の趣旨で伊邪那岐神社と称したものと思われる。
霧島市教育委員会(現地案内板より)

伊邪那岐神社6

拝殿

伊邪那岐神社7

拝殿

伊邪那岐神社9

伊邪那岐神社の狛犬

阿型は、目鼻がはっきりしていて巻き髪です。
吽型は、口を一文字に結び、牙が出ています。狛犬はまだまだ新しいものようでした。なぜか狛犬さんの足元にかなづちの忘れ物がありました。どなたのでしょうか。

伊邪那岐神社10

狛犬吽型

伊邪那岐神社11

大関霧島の力石

大関霧島の力石が伊邪那岐神社の境内にありました。大関霧島は、鹿児島県姶良郡牧園町(現在の霧島市)出身の力士でした。現在の陸奥親方です。
現役当時の得意手は左四つ、吊り、寄り、出し投げでした。とっても美しいお相撲さんです。断髪して親方になられてもすごくダンディで素敵です。
最高位は大関で、身長186cm、体重130km
筋肉隆々で和製ヘラクレスと呼ばれていました。霧島関の力石だけのことはあり、大きな力石でした。

伊邪那岐神社2

伊邪那岐神社の仁王像

参道の石段の途中に仁王像がいらっしゃいます。仁王像の裏側には「寛文8年(1668年)」という銘がありますので、かなり歴史がある仁王像です。
まさに金剛力士とうい感じがします。いい雰囲気を醸し出しています。そしてどこかユーモラスで愛嬌があります。

伊邪那岐神社8

仁王像

平成4年6月1日指定 町指定文化財
伊邪那岐神社の参道の左右に向き合って2体あります。左側の像の裏側に寛文8年(1668年)3月吉日の銘があります。 明治時代の廃仏毀釈でほとんどの仁王像は顔がかけたり、片腕がなかったり、身体に疵が入れられていますが、この仁王像は2体とも無疵であり、姶良北部でこのようなものは珍しい。
伊邪那岐神社は、最初、妙見崎に鎮座されていた。その後、今野社地から南西約109メートルのところに遷座になったが、天正13年(1585年)の夜の大雨で社殿が砂石に埋まったので現在地に移したという。この神社は元妙見神社と呼ばれていたが、明治の初め、廃仏毀釈神仏分離の趣旨で伊邪那岐神社と称したものと思われる。
霧島市教育委員会 (現地案内板より)

伊邪那岐神社5

仁王像



南九州一覧

  鹿児島  宮崎  沖縄