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和気神社の猪

和気神社の狛犬は、犬ではなく猪です。また、和気神社には白い猪わけちゃんがいます。

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和気神社の狛猪

霧島和気神社の狛犬は、阿型も吽型も猪です。狛犬ならぬ狛猪でした。猪は清麻呂公の随身、また神使として崇められました。この由緒により、和気神社では狛犬がわりに雌雄一対の霊猪を安置しています。

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和気清麻呂公と猪

当神社にお祀りされている和気清麻呂は、神護景雲3年(769年)皇位を奪おうとした 僧弓削道鏡の非望を宇佐八幡宮の御神託を奉上することにより一挙にくじかれた。そのため清麻呂公は道鏡の恨みを受け、大隅国(今の鹿児島県)に追いやられることになった。その途中、さきに御神託を復奏し万世一系の皇統の御安泰が得られたことを感謝申し上げるため、再び宇佐八幡に参詣しようと、豊前国(今の大分県)の海岸から陸路、御輿を進められた。すると、どこからともなく、約300頭の猪が突然現れて、公の御輿の前後を守りながら八幡宮まで約10里の道を無事にご案内した(「日本後紀」巻八による)。
以来、イノシシは清麻呂公の随身、また神使として崇められ、この由緒により、当社では狛犬がわりに雌雄一対の霊猪を安置している。ちなみに、明治32年の亥歳に発行された旧拾円紙幣には表面に清麻呂公の肖像と、裏面に猪を刷り込んであり、これにより拾円紙幣は「いのしし」と呼ばれて親しまれた。このように、和気清麻呂公と猪は深い因縁がある。
平成5年8月吉日 和気神社(現地案内板より)

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白亥のあいちゃんと和気ちゃん

私達は、白亥の「あいちゃん」と「和気ちゃん」です。ご参拝者の方々皆さんから参拝のたびに心を和ませ、いやしてくれるので、この神社のアイドルだと言われています。
私達(わけちゃんとあいちゃん)が臭くないのは、有明海の改定からとれる魚海藻類を原料とした「ヒューマス」と言う酵素を配合したエサを食べているからです。この酵素はあらゆる生命体に作用して動植物本来の力を導き出す天然のエネルギー源です。その効果は、糞尿の臭気減、肌つやや毛並みの改善、下痢の抑制、又生ごみなどの臭気減です。なお犬や猫などのペットの消臭にも効果がありますので臭いが気になられる方は、ぜひお試しください。
成分:天然植物遺体(ヒューマスコーン)*化学合成成分は一切使用しておりません。(現地案内板より)

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白猪のあいちゃんが平成23年2月19日に亡くなりました。(生後16年6ヶ月)
あいちゃんのご冥福をお祈りします。長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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白い猪わけちゃん

和気神社では、白いイノシシが2頭飼われています。こちらは、平成20年(2008年)5月25日生まれの「和気(わけ)ちゃん」という愛称の白いイノシシです。ブヒブヒ言って鼻を動かして、可愛かったです。人見知りせず、近寄ってきてくれました。とっても元気で可愛いわけちゃんです。
もう1匹の白猪あいちゃんは、小屋から出てきてくれませんでした。愛ちゃん(あいちゃん)は、近隣の妙見温泉観光協会が平成7年(1995年)の亥年に、妙見温泉命名100周年を記念して奉納した白猪です。

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愛らしいわけちゃん

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白イノシシあいちゃん「安らかに」

霧島・和気神社 (平成23年3月10日 朝日新聞より)
奈良、平安時代の官人、和気清麻呂をまつる霧島市牧園町の和気神社で9日、2月19日に死んだ白イノシシ「あいちゃん」(生後16年6カ月、メス)を送る会があった。地区住民ら約40人が出席。近くの中津川保育園の園児7人がイノシシの面を頭に着けて「和気公といのししさんのうた」を歌い、「あいちゃん安らかに眠ってね」と呼びかけた。
小高い山の中腹には墓標が建てられ、前田終止市長は「イノシシがこのような形で見送られるのは初めてでは。世界一幸せなイノシシかもしれない」と話した。人の年齢だと100歳以上の長寿だったという。
あいちゃんは1995年に地元の妙見温泉観光協会が和気神社に奉納した。地元の建設会社社長が寄進した総ヒノキ、銅板ぶき、シャワー付きの境内にある立派な白亥殿で暮らし、神社のアイドルとして参拝者に愛されてきた。白亥殿には2頭目の白イノシシ「和気(わけ)ちゃん」(生後2年9カ月、メス)が入った。



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