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霧島神宮の手水舎

霧島神宮の手水舎の手水鉢と龍の吐水口は、岩永三五郎が作ったものです。

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所在地:霧島市霧島田口2608-5 霧島神宮境内
苔むした手水龍が長い年月を感じさせてくれます。鹿児島五大石橋の設計者 岩永三五郎作です。

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岩永三五郎(いわながさんごろう)は、寛政5年(1793年)に生まれ、嘉永4年(1851年)に亡くなりました。江戸時代後期に、肥後藩と薩摩藩で活躍した石工で、鹿児島の五大石橋(玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋)の設計の他、熊本(肥後)では初めての水路橋「雄亀滝橋」の設計も手掛けています。霧島神宮には、手水龍の他にも岩永三五郎の作品があります。手水鉢と灯篭(1基)も岩永三五郎の作だそうです。

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龍の吐水口は貴重な石細工です。

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霧島神宮の御神木

樹種:杉(霧島メアサ)
樹齢:約800年
樹高:37メートル
幹囲:7.3メートル(胸高)
宿木:檜・楠・樒(しきみ)
この御神木は霧島スギと呼ばれ、南九州一帯の杉の祖にあたります。

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授与所

授与所では、お守りやお札などを授かることができます。おみくじもあります。ご朱印を頂く方は、授与所でお願いします。

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社務所

二の鳥居から三の鳥居へと続く石段の手前に社務所があります。この社務所は、昭和5年7月に竣工した純和風木造建築です。木造平屋建て、銅板葺です。建築面積は、548平方メートルです。南東を向いて建ち、正面中央には切妻造の玄関を突出し、北に座敷飾りを備えた応接室等があります。南には中廊下式で斎館や事務室等を配します。良材を用いた上品な造りの大規模和風建築で、複雑な平面に対応した屋根を巧妙に架け、落ち着いた景観を構成しています。
平成18年3月15日付で国の登録有形文化財建造物に指定答申されました。その後、平成18年8月3日国の登録有形文化財登録されました。社務所の左手にはオガタマの木があります。巫女が持つ神楽鈴の原型となる実をつける木です。

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