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犬飼の滝

高千穂峰を背景に、飛沫をあげる高さ36m、幅22mの滝です。

犬飼の滝1

錦江湾に注ぐ二級河川天降川水系中津川にある滝です。
滝の高さ:36m
滝の幅:21.8m
かつて和気清麻呂がこの地に配流され、また明治維新の立役者、坂本龍馬も訪れ、この滝を眺めたという由緒ある滝です。道路沿いに展望公園「犬飼滝滝見台」があります。

犬飼の滝2

展望公園から遊歩道があり、滝まで行くことができます。「滝壺まで300m、歩いて10分」という案内看板が立っていました。

犬飼の滝3

犬飼の滝は、坂本龍馬が姉の乙女への手紙の中で「このよの外」と表現し、「陰見の滝」と書いた所です。新鹿児島百景の一位に選ばれた景勝地でもあります。

犬飼の滝4

犬飼の滝5

犬飼の滝6

犬飼の滝7

犬飼の滝8

犬飼の滝9

龍馬ハネムーンロードは、坂本龍馬と妻のお龍の新婚旅行の地を記念して設定されました。
龍馬ハネムーンロードのロード延長
起点:霧島市隼人町浜之市(龍馬上陸地)
終点:霧島市霧島田口(霧島観光案内所)
延長:約45.33km
案内板の種類:道標1(小型)48基、道標2(中型)9基
犬飼の滝から歩いて10分位の所に、和気湯があります。
和気湯は、犬飼滝下流の中津川のほとりにあり、和気清麻呂公が入浴されたといういわれにより和気湯と呼ばれています。龍馬夫妻も犬飼滝を訪れた際、この湯を楽しんだと言われています。

犬飼の滝10

龍馬ハネムーンロード

坂本龍馬・その妻お龍が新婚旅行で歩いた道程
坂本龍馬は、慶応2年(1866年)、旧暦の1月24日(新暦:3月10日)未明 午前2時頃、京都伏見の寺田屋で幕士に襲われ手傷をおった。薩摩藩邸にかくまわれ傷の手当をしている時、家老小松帯刀と西郷隆盛から薩摩の霧島での温泉療養を勧められ、旧暦3月4日(新暦:4月18日)小松、西郷、吉井他数名、そして新妻お龍と供に薩船「三邦丸(さんぽうまる)」で大阪を発ち、旧暦3月10日(新暦:4月24日)、鹿児島・天保山(てんぽざん)に到着した。
しばらく小松帯刀別邸に留まり、旧暦3月16日(新暦:4月30日)、錦江湾の桜島を眺めつつ船で浜之市港へ向かい、霧島をめざして、ここに降り立った。このとき龍馬32歳、お龍27歳であった。龍馬・お龍のこの旅が「日本最初の新婚旅行」といわれている。
龍馬は、滝の印象を乙女姉さんへの手紙で、犬飼滝について、「滝は50間(約100メートル)も落ちて、この世の外かと思われるほどめずらしきところmなり」と絶賛し、ここで10日ほど泊まり、谷川で魚を釣り、短筒で鳥を撃ち、楽しく過ごしたと書いている。(現地案内板より)



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