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仙巌園の燈籠

仙巌園には、鶴燈籠・獅子乗大石燈籠・対の燈籠など様々な灯籠が配置されています。

灯籠2

鶴燈籠

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野9700-1 仙巌園内
磯御殿の庭の中の国道10線よりのところにあります。鶴が羽を伸ばしたように見えるところから鶴灯籠と呼ばれています。

灯籠3

鶴燈籠

島津斉彬は、御殿からこの灯籠までガス管を引いてガスの実験を行いました。日本で初めてガス灯をともした鶴灯籠です。それを教えて頂くと、感慨深いものがあります。大きな笠石と大きな穴があいた火袋、台座も大きく、大きな亀が這っているようにも見えました。広い庭の中でも一際目立つ存在です。鶴灯籠は所謂山灯籠で、自然石を上手に組み合わせて作ったものです。

灯籠4

獅子乗大石燈籠

明治17年(1884年)に29代島津忠義が、御庭方の小田喜三次(おだきさんじ)に造らせた灯籠です。この獅子乗大石燈籠は、畳八畳ほどの大きな笠石の上に、逆さの獅子が乗っています。大きく口を開けた獅子は、飛び獅子といいます。この石灯籠は火袋だけに加工した石を使い、笠石と台石は自然石で組んだ山燈籠と呼ばれるものです。獅子と火袋石は、花倉御仮屋跡(けくらおかりやあと)にあったものを使い、笠石は磯海岸の防波堤に使われていたもので、畳八帖分もある大きな石です。これだけ大きな石をみつけてくるのも大変だったでしょう。

灯籠5

飛び獅子

獅子乗大石燈籠の上にのっている大きく口を開けた獅子は、飛び獅子といいます。

灯籠7

獅子乗大石燈籠

灯籠1

山燈籠

山燈籠は、化け燈籠ともいい自然石を集めて石灯籠の形にしたもので、笠石・火袋・台石からなっています。この山燈籠は、大きな笠石に、黄色い石を使った丸い火袋、ダイナミックな台石で出来ています。

灯籠8

池の石灯籠

灯籠9

灯籠10

灯籠6

灯籠11

対の籠灯

仙巌園内、磯御殿のそばの庭にあります。対になっている立派な石灯籠です。

灯籠12

この石灯籠は上から、宝珠・笠・火袋・中台・竿・基礎の6つの部分からできています。宝珠が大きくて立派です。

灯籠13



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