西田橋
空にかかる虹のような美しいアーチを描く西田橋は、名石工の岩永三五郎の代表作です。
所在地:鹿児島県鹿児島市浜町3-1石橋記念公園内
形式:4連アーチ
架設年:1846年
長さ:49.5m・幅:6.2m・高さ:5.5m
建設費:7127両
石の個数:約3,100個
西田橋は、九州街道の道筋にあって参勤交代の列が通っていました。薩摩城下の玄関口として藩の威光を誇示した橋でした。空にかかる虹のような美しいアーチをえがく西田橋は、名石工の岩永三五郎の代表作です。
西田橋は、鹿児島市の中央を流れる甲突川に影を落として、人々に「眼鏡橋」と呼ばれ親しまれていました。石橋への架け替えの際にも、由緒ある橋として、木橋時代の青銅製擬宝珠をそのまま使い、丸柱の精巧な高欄にしました。復元をする際には、創建時の姿に復元することとなりましたが、他の4橋と比較すると約3倍もの建設費がかかったそうです。
西田橋御門
高さ:27.9m・幅:17.2m