両棒屋の両棒餅
小さな餅に二本の竹串を刺し、きつね色に焼いて「たれ」をつけたのが「両棒餅(ぢゃんぼもち)」です。
名物 両棒屋(じゃんぼや)
所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1仙巌園内
磯名物「両棒餅を頂くことができます。もちろん、お持ち帰りもできます。
両棒(じゃんぼ)とは、鹿児島弁訛りで、上級武士が刀を二本脇に差していた姿を表すそうです。その二本脇差しの姿を模した焼餅です。
しょうゆ味3本と味噌味3本がセットです。広い仙巌園を散策中にちょっと一息という時にもってこいです。
20年前にまだ「磯庭園」と呼ばれていた頃食べた両棒餅とほとんど変わりがなく、素朴で懐かしい味で、とっても美味しかったです。
両棒餅は、上新粉で作った楕円状の団子に竹串を二本刺して焼き、上から生姜風味の甘い砂糖醤油味またはみそ味のトロミがある甘だれがかかっています。みたらし団子を平たく伸ばしたような感じで、味は今宮さん(京都今宮神社)のあぶり餅に似ています。京都に行ったら、今宮さんのあぶり餅、鹿児島へ行ったら、仙巌園の両棒餅ですね。
両棒屋
両棒餅
仙巌園名物のぢゃんぼもちです。とろりとしたたれがたまらなく美味しいです。しょうゆたれとみそたれの2種類があります。
両棒餅
小さな餅に二本の竹串を刺し、きつね色に焼いて「たれ」をつけたのが「ぢゃんぼ餅」です。この名の語源は「両棒」で、両は中国語で「りゃん」、鹿児島(薩摩)では「ぢゃん」と訛って二つを意味します。昔武士が大小を差しているのを「両棒差し」ともいっていたことから、餅に二本の竹串を差した格好が武士の「両棒差し」に似ているので「ぢゃんぼ」と呼ばれます。
餅の焦げの香ばしさと、しょうゆ又はみそ、砂糖、その他の調味料を入れた独特の「たれ」が醸し出す昔の素朴な風味をそのまま伝えています。(現地案内板より)