ガス燈のともる歴史と文化の道
鹿児島市の城山町は、城山を背景に史跡や文化財が数多く残る地区で、周辺の石垣やお堀、錦鯉の泳ぐ水路とガス灯が調和し、落ち着いた景観を創り出しています。
所在地:鹿児島県鹿児島市城山町
延長:約930m(内、両側1,660m)
幅員:3.5m~7m
ガス灯75基
灯具:鉄板製・支柱:ダクタイル鋳鉄製
わが国における最初のガス燈は、安政4年(1857年)に、薩摩藩第28代藩主、島津斉彬公が、磯庭園(現在の仙巌園)の石燈篭に点火したのが始まりです。ガス燈発祥の地である、鹿児島市では、やすらぎとうるおいを感じるゆとりの道、夢とロマンを偲ぶ歴史の道として整備し、ガス燈を設置しています。
ガス燈
わが国における最初のガス燈は、安政4年(1857年)に、薩摩藩第28代藩主、島津斉彬公が磯庭園の石燈籠に点火したのが始まりです。ガス燈は、それまでのローソクや石油ランプのあかりに代わり、昭和の初めに到るまで、「文明のあかり」として広く使用されました。
このたび、ガス燈発祥の地である鹿児島市では、やすらぎとうるおいを感じるゆとりの道、夢とロマンを偲ぶ歴史道として整備し、ガス燈を設置しました。ガス燈は淡く、暖かみのある炎で私たちを包み込み、ロマンと郷愁をかきたててくれます。きっと私たちの心をうるおし、遠い昔の世界へ導いてくれることでしょう。
鹿児島市(現地案内板より)
夜になるとガス灯の黄色みを帯びた懐古調の灯が温かみのある雰囲気を醸し出しています。