照國神社
照国神社とも照國神社とも書きます。鹿児島の総氏神様として、多くの人々に崇敬されています。
所在地:鹿児島県鹿児島市照国町19-35
御祭神:照國大明神(てるくにだいみょうじん)
島津家28代当主11代藩主島津齊彬(しまづなりあきら)です。
照國神社の御由緒
御祭神 照國大明神(薩摩藩主島津家28代島津斉彬公)
御祭神は文化6年(1809年)薩摩藩主島津斉興公の御嫡男として江戸で御誕生になりました。幼少の頃曾祖父島津重豪公や母賢章院の薫陶を受けられ、学問を好まれ、広く世界に眼を向けた開明的な考え方と科学的な知識を身につけられました。
公は嘉永四年(1851年)43歳で藩主に就任されるや、幕末の内外多事多難な状況に対応して国事に奔走、欧米諸国のアジア進出の情勢を踏まえて、日本を強く豊かな国にするため、積極的に西洋の科学技術の導入に努められました。さらに、その核となった日本初の西洋式工場群「集成館」を鹿児島に設置され「富国強兵」「殖産興業」という理念のもとに、近代日本の礎をお築きになったのです。また、公の発案による日章旗(日の丸)の制定は、まさに日本が国際社会にその一歩をしるした象徴であります。
公は安政2年(1858年)50歳で薨去されました。御治世僅か7年でありましたが、この間、明治維新に活躍した多くの人材を育成しておられます。文久3年(1863年)には御生前の幾多の御事蹟を称えて、勅命により照國大明神の御神号授けられました。そして一社を南泉院の郭内に創建し、翌元治元年照國神社と称しました。
当社は明治六年県社、同十五年別格官幣社に列格せされ、今日鹿児島県の総守護神・氏神様として崇拝されております。(現地案内板より)
拝殿
大鳥居
手水舎
照國資料館
所在地:鹿児島県鹿児島市照国町19-35
照國神社境内 照國記念館1階
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:12/31
入館料:無料
◆「海をみていた島津家と薩摩」(約8分)鎌倉時代から続く島津家の歴史を映像で紹介しています。島津斉彬公の関連書簡や斉彬公愛用の地球儀、島津家に纏わる関連の品々を展示しています。
大鳥居をくぐると、正面に斉鶴と呼ばれる大きな松の木があり、左手には照國記念館、右手には浩然亭(無料休憩所)があります。斉鶴の先には、神門があり、更に奥に拝殿があり、その奥に本殿があります。本殿の裏手には、艸木園があり、木々に囲まれています。拝殿の左手には、末社保食神社があり、朱い鳥居が見えます。