帆船観光丸
復元された帆船観光丸は、国立アムステルダム海事博物館所蔵の設計図と模型を元に、出来る限りかつての姿に合わせて復元・建造したものです。航海中は、展帆作業やロープワークなど、参加型アトラクションを楽しむことができます。
帆船 観光丸は、日本初の洋式船であった幕末の帆船観光丸を当時のままに復元したそうです。幕末にオランダ国王から徳川幕府へ献上された蒸気帆船を復元したのが幕末の観光丸です。船体、船室、キャビンなどの彫刻も当時のままに再現されていて、内装材(バンキライ)や甲板(色子)なども当時の観光丸が使用したものと同じ材料を使っているそうです。
全長:65.80m・全幅:14.50m・喫水:4.2m
メインマストの高さ:32m・マスト数:3本
総トン数:353t・スピード:10ノット
乗船定員:300名
動力:帆走、スクリュー機走、バドル(外輪機関)による機走(ディーゼルエンジン搭載)
建造:コンポジット方式(鉄と木を組み合わせる方式)
建造費:12億円
この観光丸に乗って、海洋クルージングを楽しむことができます。大村湾は穏やかで、船酔いしやすい私も一切船酔いすることはありませんでした。また、船内ではクルーの方がわかり易くロープの結び方を教えてくださり、私たちもロープを持って実践しました。とっても楽しく、また勉強になりました。
坂本龍馬ゆかりの幕末の帆船・観光丸は、オランダで造られた日本初の蒸気帆船です。勝海舟らが腕を磨いた徳川幕府の練習艦でしたが、結果的に、坂本龍馬ら佐幕派以外の志士たちも育てることになりました。