ガイアの庭
後庭は大地(ガイア)の庭と呼ばれる広大なオランダ・バロック式庭園が広がっています。
パレスハウステンボスは宮殿の前と後ろに庭がありますが、宮殿の前庭は天空の支配人ウラノスの庭と呼ばれ、後庭は大地(ガイア)の庭と呼ばれる広大なオランダ・バロック式庭園が広がっています。18世紀のフランスの造園家ダニエル・マローがオランダの宮殿のために設計したのに実現しなかった「幻の庭」を保存されていた図面をもとに蘇られたそうです。ギリシャ神話をベースに、神殿風あずま屋、噴水、彫刻、装飾、花壇が美しく配置されていて、宮殿の美しさをより一層引き立てています。
パレスハウステンボスの中心には太陽に見立てた宮殿が位置しています。建物から伸びる放射線状の黄色いレンガ道は太陽光線、赤いレンガ道は太陽の軌道を表しています。正面ゲートは地球、宮殿前の扇状のレンガの上には月を表しています。そして太陽である宮殿がこれら天海に光を放ち、太陽の道は後庭にある中央神殿まで貫き、光は下界である大地も照らします。太陽の道は躍動する生命を表し、中央の泉が神々の母神ガイアの心臓で、噴水はその鼓動を表現しています。手前の水路は血管に当たり、勢い良く吹き上がる水は血管によって血が通い、大地が息づく様をイメージしているそうです。なんとも壮大な表現をした庭です。 ハウステンボスは様々なドラマや映画の撮影が行なわれています。映画「笑う大天使(ミカエル)の撮影は、ハウステンボスを中心に、長崎オールロケーションで行なわれました。ハウステンボスでの撮影は、2005/2/17~2005/2/27に行なわれました。ここパレスハウステンボスでのシーンもたくさんあります。パレスハウステンボスの後庭「大地(ガイア)の庭」で、ガーデンパーティーシーンの撮影が行われました。映画には、上野樹里さん、関めぐみさん、平愛梨さん、伊勢谷友介さんなどが出演しています。原作の笑う大天使は、コミック版、文庫版あわせて150万部を超えるベストセラーになりました。 笑う大天使のストーリは、「ごきげんよう」という挨拶が飛び交うような、由緒正しい超名門お嬢様学校 聖ミカエル学園を舞台に庶民派の猫かぶりお嬢様3人が繰り広げる、奇想天外な事件、破天荒な行動、ハチャメチャな面白さがあります。
原作者は川原 泉(かわはら いずみ)さんです。鹿児島大学法学部在学中に白泉社に投稿した漫画「ジュリエット白書」がトップ賞を獲得し、「別冊 花とゆめ」に掲載されました。デビュー作は「たじろぎの因数分解」。
「花とゆめ」、懐かしいです。川原 泉さんは、私が大好きな漫画家の一人です。友達とりぼん、マーガレット、花とゆめをそれぞれが買って、回し読みしていました。りぼんとマーガレットのおまけも魅力的でしたが、私はやはり花とゆめファンだったので花とゆめ担当でした。
川原 泉さんの作品
ジュリエット白書、たじろぎの因数分解、空の食欲魔人、カレーの王子さま、ミソ・スープは哲学する、甲子園の空に笑え!、銀のロマンティック…わはは、ゲートボール殺人事件、愚者の楽園、大地の貴族、美貌の果実、架空の森、森には真理が落ちている、パセリを摘みに、笑う大天使、バビロンまで何マイル?、フロイト1/2、 中国の壷、殿様は空のお城に住んでいる、notorolerance...あるいは暮林助教授の逆説、かぼちゃ計画、メイプル戦記、ヴァンデミエール 葡萄月の反動、小人たちが騒ぐので、ブレーメン2、レナード現象には理由(わけ)がある、本日のお言葉、新・本日のお言葉、事象の地平、川原泉の本棚など
水が出ているところが、半魚ドンににています。
後庭の両サイド緑に囲まれた回廊の様なものがあります。そこには、ところどころに窓の様なものがあり、そこから除く景色もまた素敵です。