カトリック黒崎教会
カトリック黒崎教会の教会堂は、角力灘を望む高台にそびえる美しい赤レンガのゴシック調で重厚な造りです。
所在地:長崎県長崎市上黒崎町26
建物:レンガ造平屋、桟瓦葺
建築面積:532平方メートル
竣工:大正9年(1920年)
施工:川原忠蔵
カトリック黒崎教会は、明治30年(1897年)に信徒が増えたことにより、ド・ロ神父の指導により、聖堂建設を計画しました。その時に、海からも山からも見える現在地に、信徒総出で3年がかりで敷地を造成しました。明治32年(1899年)から建設計画が進行、大正9年(1920年)に完成しました。
聖堂は、ロマネスク様式赤煉瓦造りです。信徒がひとつひとつ煉瓦を積み上げて完成したそうです。これだけの煉瓦をひとつひとつ積み上げていくのは、本当に大変な作業だったと思います。強く揺るがない信仰があったからできたことなのでしょう。
マリア様
純白のドレスに爽やかで美しい水色のマントをお召しになった優しい表情のマリア様です。
聖母マリア像
とっても優しい表情のマリア様です。
正面の十字架
瓦
瓦に十字が刻まれています。
屋根の形と屋根の上の突起物の形が面白いです。
十字架
アンジェラスの鐘
昭和21年(1946年)に、アンジェラスの鐘が新に設置されました。隠れキリシタンの帰依を願って設置されたものです。
教会の側面
ステンドグラス
外から窓ガラスを通して中のステンドグラスをみると光が屈折して、揺らぎ、幻想的です。
カトリック黒崎教会や出津教会、出津文化村、遠藤周作文学館 などがある外海地区は、町ぐるみ博物館としての活動が行われています。