カトリック出津教会
明治15年(1882年)に、ド・ロ神父の設計施工により創建された白亜の教会です。
至聖なるイエズスの聖心 出津教会
住所:長崎市西出津町2633
出津文化村バス停から徒歩20分です。
出津教会は、長崎の教会群とキリスト教関連遺産のひとつです。
全長:37m
幅:11m
軒高:3.5m
塔の高さ:5.8m
長方形平面の三廊式教会堂で、屋根は切妻造平入り、桟瓦葺です。煉瓦造ですが、外壁や内部天井は漆喰塗仕上げになっています。
外壁は煉瓦造、玄関は石造、内部は木造で三廊式の漆喰塗り平天井になっています。強風の被害を避けるために、屋根を低くした造りになっています。
真っ白な漆喰壁に黒い瓦のコントラストが美ししく、窓ガラスに青空と白い雲が映えます。
鐘楼の鐘は、ド・ロ神父がフランスから取り寄せたもので、朝夕に美しい鐘の音を響かせます。昭和47年(1972年)2月24日に県指定文化財になりました。
さだまさし原作の「解夏(げげ)」の映画撮影がここで行われました。
1879年にド・ロ神父が出津に赴任し、信者と力をあわせ1882年に出津教会を完成させました。強い海風に耐えられるように屋根を低くした木造平屋で、漆喰の白い外壁が美しい教会堂です。
屋根
瓦
瓦には三つ巴の模様がありました。この三つ巴の模様は、火災除けの意味があるそうです。瓦の模様も美しく、外海の景色にとけこんでいます。
出津教会全景
西側正面入口は中央に大アーチ、両脇に小アーチの開口部を設け、要所に安山岩の切石を貼っています。
正面入口屋根上には身廊と同じ幅の、方形平面の鐘楼が立ち上がり、反対側の東面屋根上にも小塔があります。
鐘楼の頂上には聖母マリア像、小塔の頂上には十字架が夫々設置されています。
側面には切妻屋根の入口が各2か所突出しています。
6の模様
左右に6の様な模様がありました。何か意味があるのでしょうか。