的山大島
的山大島(あづちおおしま)は長崎県の西北端、平戸島からフェリーで約40分の所にあります。通称で大島と呼ばれることが多いです。
所在地:長崎県平戸市大島村神浦
的山大島の神浦地区は、鯨漁で発展した漁村集落で、江戸・明治・大正時代の離島の港町の古い町家が細い道をはさんで建ち並んでいます。
的山大島の面積:約15.19平方キロメートル
的山大島の周囲:約38km
人口:約1,700人
島のあちこちから風車が見えます。
的山港
的山港(あづちみなと)は、天然の良港として古代より出船入船が多く、遣明船も的山港に出入りしていました。港の近くには朝鮮井戸があり、その繁栄を物語っています。朝鮮井戸は、大陸へ渡る船が水を積み込むために利用していたといわれ、井戸内部の下方にあたる石組みは室町時代のものと推定されています。
フェリーターミナル
平戸島の平戸港や薄香港から平戸市営・美咲海送のフェリーが、的山大島の神浦港と的山港まで運航されています。一部の便は田平港(平戸口桟橋)にも寄港します。
的山港
的山港
第二フェリー大島
就航月日:2005年12月
総トン数:199トン
航海速度:13.0ノット
旅客定員:150人(臨時200人)
船会社:平戸市
航路:平戸~田平~的山(平戸→大島/約45分)
船内
フェリー乗り場待合室
大根坂の棚田
大島の生業になくてはならない水田地帯として、昔ながらの原風景を残しています。
棚田と港
的山大島は、平地が少なく、海岸線は複雑で各所で断崖となっています。平地が少ない島ですが、人々の農業に対する気持ちは強く、段々畑や棚田が数多く残り、住民の手で大切に維持されています。
棚田と風車
棚田と港
真っ白な風車、島に広がる棚田、青い海、的山大島の景色です。
風車と港
神浦港
西海捕鯨の基地として繁栄の時代を築きました。