天降神社
的山大島にある、万寿2年(1025年)創建の古社です。
所在地:長崎県平戸市大島村前平1351
長い石段を上ると、立派な肥前鳥居が迎えてくれます。
万寿2年(1025)創建の古社で、藩主松浦公が奉納した肥前型鳥居と鯨組井元氏が奉納した石灯籠が目を惹きます。御祭神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)です。
天降神社の鳥居
この鳥居は、享保2年(1717年)に藩主松浦肥前守隆信が奉納したものです。長崎県内には数基しかないといわれている肥前型鳥居で、細目の笠木と太い柱が特徴です。
鳥居の扁額
天降神社と字刻されています。
鳥居から港を見下ろす。
石燈籠
肥前鳥居の両脇に立つ石燈籠は享保2年(1717年)に、鯨組の井元弥七左衛門が奉納したものです。
肥前型鳥居もこの石燈籠も大島の捕鯨業が盛んな頃の所産です。
寛文元年(1661年)頃、三代目政務役井元弥七左衛門義信が創業した鯨網組は、創業と同時に成功し、藩の財政に貢献し、庶民の生活を救いました。
石燈籠
石燈籠
石燈籠
狛犬阿形
狛犬吽形
蟇股
蟇股には彩色された、赤い花と白い獅子が描かれていました。
黄色い花
赤い花と黄色い花
懸魚
懸魚には、黄色の菊と緑の葉が描かれていました。
本殿
本殿
木鼻
境内
天降神社から見下ろした港
エノキ
目通り幹囲:約370cm
エノキとしては、大木です。