カトリック宝亀教会
黒島で洗礼を受けた宇久島の宮大工が1898年に建てたレンガ造教会です。正面は一時白かったのですが、今は印象的な赤い色に塗られています。
所在地:長崎県平戸市宝亀町1170
構造:木造一部レンガ造平屋建
竣工:明治31年(1898年)
施工:柄本庄一
明治18年(1885年)京崎地区に最初の仮教会が設けられ、明治31年(1898年)に現在の宝亀教会が建立されました。
基礎は石造、外壁はレンガ造、屋根は単層切妻の瓦葺、窓形式は側面に尖頭アーチ四基の円型ハメ殺し窓の特徴的な教会です。
十字架と天主堂の文字
ステンドグラスが入った窓
赤と白のコントラストが美しい教会です。
宝亀教会献堂百周年記念碑
今から百有余年前、宝亀は京崎、雨蘇の仮教会で御ミサが捧げられていたが、司牧者マタラ師の私財投資と信徒たちの献金及び労働奉仕によって教会建設を成し遂げ、1898年(明治31年)3月19日、現在の宝亀教会が献堂された。宝亀教会は、現在の教会献堂百周年に当たり、先人の偉大な信仰をたたえ、この碑を建てる。
1998年5月31日 百周年実行委員会(碑文より)
聖母マリア像
教会堂正面
教会堂側面
バルコニー風のアーケードが設けられています。
教会堂側面
上部の小窓は、花の形になっています。