島の館・生月鯨太左エ門
島の館の1階展示室には、相撲界の記録上最大の身長だった生月鯨太左エ門に纏わる資料が展示されています。
所在地:長崎県平戸市生月町南免4289-1
鯨をイメージする巨漢の力士、生月鯨太左エ門の像や資料が展示されています。
巨漢力士 生月鯨太左エ門
生月鯨太左エ門(いきつきけいたざえもん)は、相撲界の記録の中で最大の身長を誇る力士です。文政10年(1827年)生月・舘浦の漁師の子として生まれ、幼名を要作と名付けられました。要作は子供の頃からすでに身体が大きく、富豪の親戚の家に行った時、そこの旦那から米俵を持ち上げられればくれてやると言われ、軽々と抱えて帰ったという逸話が伝えられています。
平戸藩主・松浦公の勧めもあり、大阪の小野川部屋、次いで江戸の玉垣部屋に入門し、生月鯨太左エ門というしこ名を貰い土俵に立ちました。身長はさらに高くなり、七尺五寸(227cm)に達しましたが、嘉永3年(1850年)24歳の若さで病死しました。鯨を思わせる巨躯は、当時、鯨の島・生月の名を大いに宣伝してくれたことでしょう。(現地案内板より)
生月鯨太左エ門の像
優しそうな顔をしています。
大きな手です。