カトリック田平教会のステンドグラス
田平教会のステンドグラスは聖書からそれぞれの題材を得て作成され、1989年に設置されました。
所在地:長崎県平戸市田平町小手田免19-19
カトリック田平教会の現在のステンドグラスは、1998年2月に完成しました。
イタリアミラノのアレッサンドロ・グラッシ(Alessandro Grassi)社製です。ステンドグラスはその日の天候、時刻などによって様々な表情、光をみせてくれます。朝は優しく爽やかな光がステンドグラスから差し込み、日中は明るく華やかな光がステンドグラスから差し込みます。夕方はどこか切なく優しい光がステンドグラスから差し込み、夜は月明かりがステンドグラスから差し込みます。
カトリック田平教会のステンドグラスは、新約聖書の中のひとこまを描いています。聖書を読んだり理解することができない人々にとっても光の聖書として、ステンドグラスを見て聖書を視覚的に学ぶ大切な存在です。
聖書の物語や聖句には、宗教に関係なく馴染み深いもの、有益なものがたくさんあります。アダムとイブ、ノアの箱舟、十戒、最後の晩餐、最後の審判など、物語を読んだり、映画で観たり、絵画で観たり、ステンドグラスで観たりされたことがある方も多いのではないでしょうか。
時空を越えて、神の恵みでもある尊い光が教会内に差込み、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
ステンドグラスから差し込む光は、扉に、壁に、床に、椅子に光を映し、教会内を優しく優しく虹色に包みます。
山上の垂訓
山上の垂訓は、新約聖書 マタイによる福音書第5章から7章に記されています。イエス・キリストが山上で弟子たちと群集に語った教えのことです。その中でも有名な一節が「ゴールデンルール(黄金律)」と呼ばれる教えです。「人にしてもらいたいと思うことは人にしなさい」という教えです。「人にしてもらいたくないことは人にせず、人にしてもらいたいことを人にする」簡単なようでなかなか難しいです。
私は現在はクリスチャンでもなければ、他の宗教にも全く属していません。墓参りはきちんとし、仏壇にも手を合わせます。お盆もきちんとし、クリスマスもお祝いします。でも宗教に関係なく、聖書やお経、僧侶の説法などは大変勉強になり、またためになりありがたいお言葉が多いです。ミーハーで節操がないのかもしれませんが、よいことは宗教に関係なくやはり有益であると思います。
主の洗礼
洗礼者ヨハネがヨルダン川のほとりで悔い改めを説き、そのしるしとして洗礼を施していました。イエスはそこでヨハネから洗礼をうけます。
大天使ガブリエルの告知
大天使ガブリエルが乙女マリアの下に「神の子の母」になることを告げる様子。
受胎告知
最後の晩餐
キリストの復活
ステンドグラスを通した光が床にステンドグラスの模様を描いています。
教会堂下部のステンドグラスは、新約聖書をテーマにしています。
アレッサンドロ・グラッシ(Alessandro Grassi)社のサイン
アレッサンドロ・グラッシ(Alessandro Grassi)社のサイン